July 02, 2007

ロックドゥカンブ

ラジオNIKKEI賞を完勝したロックドゥカンブ。前日のOff会でも、「あれは強いよ」と話をしていたのですけど、実に見事な勝ちっぷりでしたね。既報によると、ドバイに遠征するプラン(UAEダービー)もあるようです。

NZ産という事で、これまではカラカで買われた馬かと思っていたのですが、今日調べてみたら2006年度のイースターセールで購買された馬でした。つまり、Faltaat君と同期です。セリ時の写真はこんな感じでございます。ちなみに落札額は、一部新聞でAU15万ドルと書かれていますが、正確にはAU13万ドルでした。

私は、勝巳氏がAUで買われた馬のその後であったり、またAUに持っていった繁殖に何を種付けしているのか等を全て調査しているのですけど、まぁさすがにロックドゥカンブに限らず、おそろしくそれらの馬達は活躍しています。3年程前にお買いになったディンヒルの高馬とサンラインの弟がハズれているのが目立つだけで、他はほとんど当たりと言っていいでしょうね。レース振りからすると、素質馬なのだけれど、ケガで休養とかのパターンも入れてですけどね。この世代は、AUでは8月になると3歳で、今はまだ2歳という段階なのですけど、他に同期で既に準重賞を勝っている牝馬も出ています。

私の行き着けの喫茶店は、全てのスポーツ新聞をとっているという非常にありがたい店で、そこに置いてある全ての新聞に目を通したところ、購買の顛末は、

「AU220万ドルまで競ってたリダウツ産駒を王様との競り合いで結局負けて、それで頭に来て買った」ということです。きっかけとしては、歩く姿が印象に残っていたというだけで、血統とかを見ていたわけでもなかったそうな。要するに「衝動買い」で、ご本人も「馬は運だね」というコメントを寄せておられます。

勝巳氏はロックオブジブラルタル、エルーシブクオリティ、そしてリダウツチョイスと大抵は評価の高い種牡馬の仔を狙い撃ちで買っている傾向があって、明らかに「まず血統ありき」という購買スタイルです。レッドランサムは、他に37万5千ドルで落札しているのがいるので、勝巳氏のモノサシからすれば「合格」種牡馬でしょうから、衝動買いという程単純なものではないにしろ、やはり何かしら勘みたいなもので感じるところがあっての購買ということなのでしょうね。

また、イヤリング時の写真を見てみると、繋ぎが長くて緩い印象があり、正直なところ日本の馬場とは余り合いそうな気がしません。むしろAU向きという判断がされて然るべきだと思います。しかし、同期のロックオブジブラルタルなどはAUで走らせて、本馬は日本へ輸送しているわけですから、やっぱり「何かがある」ということなのでしょう。それが何なのかは、さっぱり分かりませんけど(笑)。

うーん・・・とりあえず購買されている馬の層は値段が違いすぎるので、私にとっては余り参考にならないのですけど、種付けしている種牡馬はマネた方がいいのかもしれないですね・・・。結構種付けは、繁殖との相性というよりは「種牡馬の格」が重要視されてるようですし。

実は、Not a Single Doubt という種牡馬がAUにいまして、リダウツの仔なんですけど、現役時に無茶苦茶活躍したわけではないので、種付け料が1万ドルちょいなんですよ。で、これが意外にも社台の繁殖につけられてるんですよねぇ・・・。 Henny Hughes の半分以下という種付け料だし、こっちに変更したろかなと(笑)。まぁ、社台は馬の取引、ならびにその後の馬の活躍を見ると、博労的には「ほぼ完璧」です。さすがに超一流のプロは、何をどこでやっても早々外さないという事ですね。

投稿者 Jyoukan : July 2, 2007 08:34 PM
コメント

すみません。勝手ながら、お久しぶりに投稿させてもらいます。僕が現役でオーストラリアいた時は、Not a Single Doubt は結構な期待馬として、走っていましたよ。間違いがなければ、DANCEHEROと同世代で、二歳戦では相当期待されて走ってたはずです。

種付け料が、割安でしたら、考えてもよい一頭なのではとおもいます。

Posted by: T・U : July 4, 2007 12:16 AM

浄閑さん

ちょっと気になったので、競り負けたリダウツ産駒を調べてみましたが、まだ未出走のようですね。
D.L.Freedman厩舎でSAKIBという名前です。
ってことで、どっちが落としてもFreedmanに入厩してたんでしょうねえ。

あと、暇だったので昨年の主要3代セリの日本人関連馬について調べてたんですが、社台でキャロットに降ろさずに日本に持ってきたのってロックドゥカンブだけなんですね。ほんとに吉田家に伝わる何かがあるとしか思えません...(^^;
あっ、それと、この馬のラッキーナンバーは31でした。(爆)

種付けのお相手探しは悩むところですね。
Not a Single Doubtは、物凄い早熟なイメージなスプリンターという印象があります。

Posted by: 脳過労 : July 4, 2007 02:23 AM

こんにちは。

とりあえず Not a Single Doubt に関しては、もう少し様子見ですかね。Bookfull にはおそらくならないと思いますし、まだ7月ですしね。今、Bookingしても特にメリットはありませんし、AUは結構牝馬の集まり具合によって値引きも発生しますから。

日本人購買馬の現地での行き先って、Lee Freedman が一番多いみたいですね。勝巳氏は成功例といいますか、お手本となる存在なのは間違いありませんから、猿真似と言われようが、そのエッセンスをなるべく吸収できるように調査は今後とも続けようと思っています。

Posted by: 浄閑 : July 5, 2007 12:21 PM

勝巳氏の調教師選びは、Lee Freedman,David Hayes,Gai Waterhouseと勝ち星上位という調教師で単純明快です。

馬の管理や購買は、信頼の置ける現地の競馬や馬、事情を熟知したオーストラリア人の方をエージェントに迎えて、郷に行けば郷に従え(豪に行けば豪に従え?)という具合に素直にその方の意見に耳を傾けていることが大きなポイントではないかと思います。

Posted by: Perlin : July 5, 2007 08:48 PM