二日目は昨日と一転して青空が広がる晴れ模様。この日は、かなりじっくり検討することが出来ました。買ってもいいなという馬も複数頭いて、その中には御代が結構高くて主取りになった馬もいたのですが、個人的にGOサインが出たのはマリエンバードで肌がアンブライドルスソングという牝馬でした。
この馬ね、なんかもう全然人が立ち止まらないんですよ。展示ってある意味分かりやすくて、やっぱり人が大勢見ている馬って、言葉の通り注目馬なのだと思うんですよね。ところが誰も立ち止まらない。
私の心境としては、「ちょwww」って感じなのですが、
・牝馬である。
・父がダーレー系の種牡馬である。
・マリエンバードが馬鹿にされがちな欧州のステイヤー。
・胸が深くてよい馬なのだが、後駆とのバランスが今は取れてない。
こんなところが嫌われて人気がないのかとも思っていました。ええ、もうね、内心ではほくそえんでましたよ(笑)。大体ね、凱旋門賞馬って普通に強いですから。あれね、欧州の重い芝でうんぬんとか言われることが多いですけど、スピードもないと当たり前に勝てませんから。そして全世界のホースマンがその名を知っているという現実。つまり血統価値も十分なわけです。
この馬の前に、Show Ladyの牝系に属する馬がいて、実はその馬も競りには参戦したのですが、350万円で競り負けて、逃した時には、もう神様は俺にこの牝馬を落とせと言ってるのだろうとも思ってました。下手すると、「200万円で落ちちゃったりして!」とまで思っていました。
まぁここまで書くと、「落とせなかったんだな」とお分かりでしょうが、落札額は460万円でした。牝馬でこの値段まではさすがに出せません。いや、まー、200万円で買う気満々だったので、声すらかけれないまま競りあがったんですけどね(笑)。これは最初から無理だろうと思っていたキングヘイローの牝が310万円だったのでむしろこっちが正解でした。どのみち310万円でも買えませんが。でね、この後にもう1頭だけ買う気になった馬がいたんですよ。これは牡馬で、あし毛のパラダイスクリーク。でもですね、これもですね、460万円也ですわ。当然のごとく撃沈です。
これね、ずっーとカタログとセール結果を追ってみると、個人的にこれは安かったなと思える馬がろくにいないんですよね。いや、もう全然お買い得って感じじゃないです。良い馬だなと思ったのは、御代600万円で主取りとかね、もうそんなのばっかり。やっぱり生産者の方も生活がかかってるわけですから、「そんなに甘いわけねーだろ、このトーシロが!」ということのようです。
オーストラリアのセールだと、これまでの経験から5万ドル出さないと選択肢が増えないという印象を持っていたのですが、日本のセールもほぼ一緒というか500万円無いと「これは!」って馬は買えないということなのかもしれません。オータムなんて売れ残り処分市だと思っていた認識がもう完璧にひっくりかえった一日でしたね。
帰りの飛行機を変更してまで、もう一日いたのは、あと一日じっくり馬を見たいというのと、明日の結果次第で、日本のセールというものの特徴をもっともっと肌で感じることが出来ると思ったからです。あとは、まぁやっぱりセールに参戦すると馬を買いたくなるものですからね。チャレンジをしないことには絶対に買えないわけです。
それに翌日にはダーレーが上場していた馬も数頭いましたから、それを見たいというのもありましたね。あとは、マカイビーディーバの近親です。これは牝だったのでオーストラリアに持っていくと繁殖としての価値がありますから是非見ておきたい1頭でした。
そんなこんなで、その日の夜はホテルでカラログとにらめっこ。初日とはうってかわって、「盛り上がって参りました!」という状況だったのです。
投稿者 Jyoukan : October 20, 2006 01:32 AM