今日はグローバル・スプリントチャレンジシリーズの1stレッグ、電撃の5ハロン戦と呼ぶにふさわしい、その名も「Lightning S. (G1)」がフレミントン競馬場で行なわれていました。詳細はPerlinさんのBlogに詳しいですが、勝ったのは「Spark of Life」と並ぶ古豪「Takeover Target」でした。
この馬は$1,500でセールにて取引された馬としても広く知られています。日本円にすると13万円程度でしょうか。
前回の「維持費」に続く今日のお話は、「自由競争の世界」です。
私はどうにか走る馬を持ちたいので、暇を見つけては色々な事を調べたり研究したりしていますが、もし舞台が日本であればそんな事はしないと思います。日本でG1馬を所有するのは、無茶苦茶簡単ですよ。方法論なんて一切不要です。セレクトセールに出向いてですね、ノーザンファームの生産馬をかたっぱしから落札していけばいいんですよ(笑)。ついでに社台と白老ファーム、ダーレーあたりの上場馬まで押さえておけば完璧です。まず間違いなくどれかはG1に勝つことでしょう。
まぁ勿論そんな事は私に出来るはずありませんが、逆説的に言うとですね、ノーザンファームや社台ファームの生産馬を買えないって時点で、恐ろしくGIに勝てる可能性が低くなるのは間違いないと思います。簡単に言ってしまうと、日本では金を持ってる馬主が、そのまま極端なアドバンテージを持っている構造なんですね。
競馬において勝者と敗者はセットです。負ける馬がいるから、勝つ馬がいるんです。もう誰しもが感じている事なのでしょうが、日本の競馬というのは、はっきりと硬直化しています。もう囲い込みが完全に終っていて、勝つ役割を演じる人と、負ける役割を演じる人が決まってしまっているのではないかとすら思います。
少し話が変わりますが、今日「サラリーマンだから〜」とか「サラリーマンなのに馬主になった」とか、やたらめったら「サラリーマン」というフレーズを書かれている地方馬主の方のWebを拝見したのですが、これなんかもう典型的でしょうね。
私もサラリーマンですが、サラリーマンってのは、自営業に比べてどこか劣っている職業なのでしょうか?(笑)。「世の中に自分の仕事で貢献する」。これが出来ているなら、何も後ろめたい事なんてないでしょう?人間の能力と収入ってのは確かに比例関係にありますが、「サラリーマンだから〜」なんてのは、免罪符でもなんでもないんです。つうか会社員って書けばいいのに、どうしてこう自分を卑下した風な書きようをするんでしょうね。一度「サラリーマン金太郎」でも読みなよと言ってあげたいです(笑)。
Kanandah QueenはDubai Rubyという馬に勝った事があります。すなわち、このレースにおいては、
日本のパチスロ好き会社員>モハメド殿下
ですわ(笑)。テメーは石油掘ってイイ気になってんじゃねーぞと(笑)。
競馬ってのはですね、下克上が可能だから面白いんですよ。ギミック的にはですね、こういう普通の会社員が所有する馬がですね、勝巳氏や、金子氏が所有するような超良血の高馬と激突して、見事に撃破!とかが一番燃えるシチェーションなわけですよ(笑)。確かに無謀ではあるでしょう、だがそれがいい(笑)。
Takeover Targetは15万円未満です。そしてオーストラリアにおいてNo.1のスプリンターであるという事は、ほとんど世界No.1のスプリンターであるといっても良いほどです。オーストラリアにはこれがあります。つまり、誰でも馬主になれる、馬を自由に売買できる、調教師や騎手も実力の世界、これらの要素が「民主的な競馬」を作り上げているんです。
野村監督の言葉で「弱者の戦略で強者を破り、勝者となる」というのがあります。オーストラリアには、「弱者が戦略を組める競馬の環境」があるのです。これは本当に大きいと思いますよ。誰もが同じ土俵の上で戦えるということは、すなわち平等に勝つチャンスもあるわけです。
例えばですが、日本ではありえませんが、オーストラリアでだと、勝巳氏がオーストラリアで所有する馬と、うちの馬とがG1の舞台で激突する可能性もないわけではありません。出走手当がないから、出すだけなら別に重賞だろうがG1だろうが出せますしね。すると、これは「スロ好き会社員vs.ノーザンファーム代表」という構図になります。そして、もしうちの馬が勝ったりしたら、俺はその瞬間だけ勝巳氏を超えるわけですよ(笑)。
ね、オーストラリアの競馬の方が面白いと思いませんか?(笑)。