August 10, 2004

AUでの馬主生活に関する中間レポート1

先日に初勝利を挙げたからというわけではないのですが、一つの区切りではありますし、現段階での実際にオーストラリア(以下AU)で馬主をはじめてみて持った感想なりを書いてみたいと思います。

(馬の購入と生産に関して)

・血統にこだわらなければ普通に競争を行っていくのに支障がない平均レベルの馬が2万ドル程度(約160万円)で買えるというのは前に書いたとおりですが、日本でも300万円出せばそこそこの馬は買えます。AUの馬が血統の割りに安いというのは事実ですが、日本とAUでは賞金額が違いすぎるというのとAUでは出走手当てが出ないので無茶苦茶お得かというと微妙だと思います。

・森調教師が採算だけの話で言うと、安馬を買うよりは数千万の馬を数頭買って900万条件には出世するだろうという読みの元、オープンまで出世するような馬の登場を待ったほうがいいと著書の中で書いていたような気がするのですが、これはAUでも同様だと思います。特に前述したようにAUでは出走手当てがないので上位入着してくれない事にはどうしようもありません。できるだけ良血&馬体がよく価格評価も高い馬が良いケースがほとんどであることに変わりないと思います。もっとも1千万円だせばAUではかなりの高馬ですけど(笑

・上記と矛盾するようですが5000ドル(約40万円)で買われた馬が、10万ドル(約800万円)稼ぎましたなんて話は普通にあります。相馬眼があればそういう馬を手に入れるチャンスはごろごろしてます。無い人は素直に血統が良くて脚元に問題がない馬を買いましょう。

・エージェントに調査を依頼すれば日本にいても平均して4%の手数料で購入手続きを含め購入までつつがなく終えることができます。私のエージェントはイングリス社にデスクを構える岡さん(同じく手数料4%)ですが、その前に違うエージェントと話を進めたところ購入時に10%の手数料、月に800ドル(約6万4千円)の管理費、更にその馬が賞金を稼いだ場合には5%の控除と随分な条件が提示されたこともありました。勿論、どんな料金であれ未来のGI馬を紹介してもらえれば採算は取れるわけで所詮経済活動はどうしようが自由なのですが、AUで馬主をすることの最大の利点は維持費が余りかからないことなので出来るだけ中間経費を省く必要性があると思います。

・イングリス社に依頼すれば現地で開催されているセリやニュージランドで開催されているセリで代理落札してもらえます。この場合、調査を依頼せずに単に落札の代理でしたら全て無料です。ただイングリス社には牧場時代の評判や血統・馬体の評価結果、近親の現役馬の今後など膨大な有益なデータがありますので素直に調査を依頼したほうが良い結果を生むと思います。この場合、手数料が3%かかります。

・一流種牡馬の産駒を400万円程度で手に入れるのにAUはいいかもしれません。フサイチペガサスやジャイアンツコーズウェイなど世界の超一級種牡馬は別ですが、それより少し落ちる種牡馬であれば2万ドル(約160万円)程度の種付け料で供給されています。血統的に大活躍しても全然不思議じゃない馬が安価で買えるという利点は大きいと思います。マル外の利点と同じようなものですね。

・ニュージーランドの繁殖預託料は非常に安く年間30万円もあれば繁殖牝馬を預託する事が可能なようです。ただニュージーランドからAUへの輸送費が3000ドル程度(約24万円)するので、そこで繋養する意味は余りないようです。

投稿者 Jyoukan : August 10, 2004 11:03 AM
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