June 02, 2004

完全敗北

セリにかけられる馬は滞在馬房から出て一度パドックのようなところで展示され、それからセリ会場へと入って行きます。購入者は事前登録などが必要な訳でもなく手を挙げるだけでセリに参加することが出来るようです。

さぁ6番のSnippets牝馬入場です。5番まではジェイドロバリーが1400ドル(約11万円)、パントレセレブル牝馬が12000ドル(約100万円)など安い額での取引です。本馬は血統的には種牡馬はそれなりの実績がありますが、牝系は目立つ程でもなく実は2万程度でも落ちるんじゃないかと思っていました。

セリはオークショニアが額を提示し、価格が少しづつ下がっていきます。そして声がかかったところから競り合いが始まるわけです。本馬はやはり他の方も高評価なのでしょう、2万ドルのラインは軽々と突破しました。私は3万ドルを超えて声が落ち着いた頃に挙手し、これで買えるだろうと思ったのですがもしかして日本人は狙われているのでしょうか(笑)、一気に3万8千までセリ上がりこっちはパニックに陥ります。これで思考が完全に停止し、結局その後は挙手できずにセリ負けてしまいました。

岡さんとイングリス社のメリッサさんは、あそこまで価格が上がったんだから良い馬を選択したってことですよと慰めてくれましたが、正直なところ私はこれで完全にビビッてしまいました。初めて体験しましたが、怖い世界です。私は大抵ズブい人間なのですが、やはり数百万単位でお金が動くとなるとどうしても慎重になります。私の金銭感覚は所詮庶民のそれですから。数千万単位でお金を動かす大馬主さんって凄いですよ、実際。庶民が参加する世界ではないとも言えますが。

その後、Canny Ladの牝馬はパニックが尾を引いてパス(安馬を走らせる事で定評がある調教師さんが落札されたそうです、2万5千ドルでした)。Strategic2頭も時間がかかるというコメントが気になって一度手を挙げましたが実質パス。Lujainの牡馬も初志貫徹ということで牝馬でないのでパスと結局完全敗北です。

顔が可愛かったStrategicの2頭目がリザーブの2万ドルに届かず主取りとなっており、買わないかとの話があったようで「これも縁かな」と思ってその気になりましたが、他の方が速攻で買ってしまって一歩及ばずこれもダメ。本当に難しい世界です。というか、自分のどんくささが嫌になりましたね、実際の所。岡さんを始め色んな方に散々世話になっていながらこんな結末とは・・・・俺ってこんなに優柔不断だったのかと自己嫌悪です。

ところで岡さんの方は、さすがに肝が座っていて、木の陰に隠れながらビシッと狙いの馬を競り落とします。この日、DraculaとFaslievの牡馬をセリ落としていました。パントレセレブルの牡馬は9万ドルまで上がってしまいパス、Lujainも2万までという想定だったのでパスされていました。

Draculaの方は私も下見の時に実馬を見ましたが、活力にあふれているという感じの非常に良い馬でした。がっしりとしていて引き役さんが力負けするほどパワーがあります。馬体に幅があり体高もあるので更に大きくなるでしょう。脚元なども当然問題はなく、いくつものチェックをくぐり抜けた駿馬と言えるのではないでしょうか。私の中ではゲンキイッパイシチーと名づけられています(勝手に

さて、総括としては、「恐れ入りました」です。むしろ「ごめんなさい」って感じです。「俺が悪かった」とも言えます。明日、もう一日セリがありZeditaveの牡馬がでるのが気にはなってますが、牝馬ではないのでおそらく繁殖に狙いを絞ることになりそうです。

完全敗北・・・あー情けない・・・

投稿者 Jyoukan : June 2, 2004 01:55 PM
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