June 02, 2004

訪豪1日目 その2

シドニーは勿論オーストラリアの大都市ですが、緑も多く非常に美しい街です。港町ということもあるせいか神戸とよく街並みが似ていますね。イングリス社のセリ会場は都市の中心部から少しだけ離れたところにあり、馬が普通に都市の中で取引されるという事は非常に素晴らしいと思います。

さて、いよいよ下見開始です。事前にリストアップしていた馬達の調査を岡さんにお願いしていたのですが、95番のStrategicの牝馬の感触が良いとの事でした。血統的に優れていたAnabaaとDynaformerの牝馬はイマイチでしょうとのコメントを頂きました。

ところで、馬の調査ですが、岡さんはイングリス社のDBを活用し、牧場での評判、育った牧場自体の評価、イングリス社の牧場を見てまわって馬のチェックをしている方の評価(ご自分も見てまわっておられるそうです)、獣医によるスコープ検査、脚のレントゲン写真による評価(化骨の進み具合なども)、仲の良い調教師の先生方や預託予定先からの意見、そして実馬チェックなどなど非常に多岐にわたって少しでも走る馬を得る確率を上げるために時間も手間もかけて真摯に情熱をもって馬の仕入れに取り組んでおられました。

今回は岡さんも友駿インターナショナル向けに数頭の購入を予定しているそうで、その過程を隣で拝見させていただき馬の購入というものは実際にはこのような手順をふんで決定されていくのかと感動すら覚えました。友駿の会員さんは安心してもっと馬を買うべきだと思います(笑)。

そしてショックだったのが、パドックで馬を見るのと購入候補の馬の下見は全く質が違うということ。相馬をお願いした馬で、「膝下から曲がってますよね、これはリスクです」歩かせたら「うーん、全然話にならないですね」とコメントをいただいた、要するに誰が見ても用無しなのだろうという馬でさえ、良いのか悪いのか全くわかりません。

左前が曲がっていると指摘されても、どこがどう曲がっているのか理解できないんですよ!脚って元々曲がるもんじゃないの?みたいな感じで完全にお馬鹿さん状態です。やはり初心者は所詮初心者であって、この道の仕事についているプロとは比べ物にならないということです。馬は所詮運ですよなんておっしゃっている方も多いですが、それは謙遜といくら勉強しても正解はないのだという事であって、最低限の相馬というものはやはり存在するのです。

しかし、当たり前じゃないかと言われそうですが、当人にとってこれは非常にショックですよ。自分で良いのか悪いのかさっぱり分からない状態で何百万円というお金を使う事になるわけですから・・。そしてこのショックはセリ当日に微妙な影を落すことになります。

投稿者 Jyoukan : June 2, 2004 11:53 AM
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