January 06, 2010

めでたくない新年

ご無沙汰しています、浄閑です。

随分と更新していませんが、その間に起こった事は全てろくでもなく、新年を祝うような気持ちは全く起こらないというような悲惨な状況になっています。

まず、強姦されていた Ocean of Tears は不受胎。そして、Street Boss を今度こそ種付けするように依頼したのですが、今度は発情がこなくなり、結局次の種付けは出来ませんでした。今年は空胎という事になります。

Kanandah Queen は、2回種付けしましたが、こちらも不受胎。同じく空胎です。

問題は、経費面でして、獣医費、Box費etcもろもろで今月の請求は全部あわせて1万ドルを越えてます。人の金だと思って、湯水のような経費を使って、好き放題した結果が、どちらも不受胎なんですから、運だけの問題とも思えないというのが正直なところです。

そして決定的なのが、Southern Image × Kanandah Quenn。 Yallambee から移動したという話は聞いており、不安が的中したといいますか、ただの空き地じゃないのかという心配は全く根拠が無いのかもしれませんが、とりあえずセン痛を発症した上で、入院した病院で亡くなってしまいました。

全て競走馬を所有していれば、起こりうるような事象なのでしょうけど、これだけ実際に起こるというのは、やはり普通ではないような気がします。今年だけで仔馬が2頭も死んでるわけですから。そんな何十頭も所有しているわけでもないのに、2/4の確率で死んでるわけですから、無茶苦茶です。

とりあえず最後の希望だった Southern Image 産駒を失い、私の心はぽっきりと折れてしまいました。今月末には$12,000を越えるような請求書がきてますし、経済的にも無理としか言いようがありません。

今後のオペレーションとしては、Dash for Cash と Ocean of Tears を売却し、最後に Kanandah Queen を売却することになると思いますが、まぁもうどれも経費だけはかかって、結果を期待することは出来ないでしょう。

このBlogもそろそろ潮時といいますか、もう読者の方にオーストラリア競馬に関して参考になるような事は書けないと思いますし、愚痴ばっかり書いてもと思いますので、プレミアセールの記事をUpしたら閉鎖という事になると思います。

まぁ新年早々「ありえない」と言うしかないですね。

投稿者 Jyoukan : 11:01 AM | コメント (15)

November 26, 2009

他人のそら似

繁実師が各馬の写真を送ってくださいました。

同時にレポートもあるのですが、とりあえず Choisir 産駒の腱の張りに関しては良化が顕著で、峠は越したようだとの事でした。まぁ母馬が4歳になってからデビューした馬ですし、本来はのんびりやっていくべき馬だったということなのでしょうね。しかし、馬格の問題が解消されたというのは僥倖と言ってよく、来年の4月からでも乗り始める事が出来れば2歳時のデビューが不可能なわけではありません。

一病息災ではありませんけど、右前が弱点という事が早めに分かったという事をプラスに考えて、これからどうにか競走馬になるための階段を登っていって欲しいものです。

これがその写真なんですけど、頭につけてるのはアブ避け(紫外線よけ?)なんですかね。父 Choisir は栗毛で現役時にはホライゾネットをつけて競走してた馬なんですけど、こうやって見ると「なんちゃってChoisir」みたいで微笑ましいですな(笑)。

で、まぁ次が問題の写真といいますか・・。

実は前から Southern Image 産駒の馬体を見るたびに「どっかで見たような馬だなぁ」と思ってたのですけど、その正体が分かりました。右側の馬がその馬です。

さて、この馬の名前は何でしょう?

・・・

正解は・・・この馬です。

・・・

一応配合的には、Hail to Reason × Mr. Prospector で同じパターン、ナスルーラーの軽いクロスがある事も同じなんですが、父系がかたやヘイロー系でかたやロベルト系ですから、ここまで離れてしまうと、さすがに他人のそら似です。

まぁでも多分同じタイプの競走馬じゃないかなぁとは思っています。例の画像解析ソフトにかけると、膝の形はほぼ同じと出たので、それなりにどっちも似たような遺伝要素を持っているということは言えるんじゃないかと思います。

それだけの話で、「じゃあ走るのか?」というと「そんな事で走るのが分かったら苦労はしない」というしかないのですけど、キッケンクリスって芝馬だったんで、案外芝でもやれるのかなぐらいの読みはしてもいいかもしれません。

とりあえず、これかなりデカい馬なんで、丈夫そうってのが何よりの美点ですね。トモの張りなんかは、贔屓目でしょうけど、母からの好影響があるようにも見えます。

何にせよ、競馬するのは今から2年後ぐらいでしょうし、まだまだこれからなんですけど、いやまぁ少しは楽しみが出てきたといいますか、「生産して良かったな」ぐらいは思えますね。運は天に任しますが、とりあえずほとんど繁実師に全てお任せとはいえ、自分ができる事はちゃんとこの馬にしてあげようと思う次第です。

投稿者 Jyoukan : 07:11 PM | コメント (0)

November 24, 2009

答えあわせ

もうすぐ2歳チャンプ決定戦ということで、2008年度にやっていた相馬の答え合わせをやってみました。

まずセレクトセール

ロイヤルガラの2007:競走馬名はトレモロ
Bertolini に1900万円は無いわという評価でしたが、さすがに日本一の馬主さんが購買という事でしょうか。微妙に赤字っぽいですがそんなに大きくは外れてません。

パフューメリーの2007:競走馬名はタイガバローズ
4000万円は高いと書いて「無知をさらけ出すな」とお叱りを受けた馬ですが、レッドランサムで売れない馬は大抵膝に問題があるのでこの馬も想像の通りなのかもしれません。2戦6着2回で4000万円回収はしんどそうです。どっちが無知だったかはあと1年後に判断することにしましょう。

コムフレイの2007:競走馬名はメイフィールド
同じく Tiger Hill で1600万円はないわという評価でしたが、これも元は取れるかも。JRAなら1500万円ぐらいの賞金は1回勝てば届きますからね。でも Darley の綺羅星のごとき種牡馬陣にあって、Tiger Hill はいまや空気です。

コリーナデルナの2007:競走馬名はナリタエスケープ
○だった馬ですが未出走。現段階では未知数ですが、2歳戦に使えないってことは相馬的には勿論ハズレです。やっぱ私が見て良いと思ってもダメな馬はかなりの確率でいるという事ですね。ダメと思った馬は、全部例外なくダメなんですが。

グレイトデザインの2007 :競走馬名はアースワーク
○だった馬ですが、未出走。現段階d(略

ウィアワーズの2007 :競走馬名はハギノスピリッツ
○だった馬ですが、未出走。現段階d(略

ブライアンマリアの2007:競走馬名はベビーネイル
太郎さんに勧めてた馬はコレだったはず。そして、これは当たりっぽ。

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次がセレクションセール

シェナンドアリバーの2007:競走馬名はカルテブランシェ
画像解析ソフトで唯一合格だった馬。6戦して一番人気が4回に二番人気が2回。成績は2着1回に3着3回ですが、元はまず取れる馬でしょう。

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最後が現地まで行ったサマーセール

ドラゴンマドンナの2007:競走馬名はベルウッドグロス
400万円まで頑張ったけどJRAに競り負けた馬ですが未出走。やっぱソフトに任せた方がまだしも正確のような気が・・・。

モンターニュドールの2007:競走馬名はミスタールイス
種付け料10万円の種牡馬の仔なのに、680万円まで無茶競りしたという馬です。まだ未勝利ですが、獲得賞金は既に400万円ですし、2着も3着もあるということで黒字にはなりそうですね。

テールトュノーズの2007:競走馬名はヘルズキッチン
買う気で競りに行こうとしたら、かずら先生も行くと聞いて自重した馬です。250万円でかずら先生が落札。しかし、残念ながら未出走。今をときめくマンハッタンカフェの産駒ですし、安い買い物だったはずなんですが、晩成血統ですしこれから期待しています。

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ということで、馬体解析ソフトはやはりそれなりに結果を残してると・・・。ちなみに、今年のプレミアセールでピックアップしてた例の Real Jester 産駒なんですけど、直前に Scratch したとはいえ、サンダウンの準重賞に出てきてたり、イースターで主取りに終わったので購買交渉をしていた馬が2歳レーティングで上位にきてたりと相変わらずのニヤミスぶりです。General Nedyim の産駒で、あと1万ドルまけてくれたら買ってたのですけど、その1万をださなかったばっかりにこっちが馬鹿を見たと(笑)。

少なくとも当たりの多いAU最高のセレクトセールで何十頭も候補馬を挙げて全部駄馬な上に、値段読みも外れてるのに何百万円もエージェント料を取るような人の相馬眼よりは遥かに使えそうですな・・・。データさえ入れておけば、寝てる間にピックアップしてくれますし。

とりあえず、オーストラリアへの挑戦は「浄閑先生の次回作にご期待ください」ということで、第一部完にして、園田で馬を持つときは、このソフトで合格だった馬を200万円までで全部競って運良く買えたら所有するってパターンでいいかもしれないですな・・・・。

投稿者 Jyoukan : 03:53 AM | コメント (0)

November 23, 2009

不景気

まず、マイルCS。

馬券を買ってたのか? YES
的中したか? YES
儲かったか? NO

という結果。

日本馬ではカンパニーが抜けた実績馬という事で、単は固そうに思ったのですが、外国馬が未知数でドカンといけるわけもなく日和ました。まぁ軸としては固かったので、紐荒れで当てたって人は結構多そうな馬券でしたね。私は、カンパニーの複を5000円買っただけでした(笑)。

なんか売り上げも昨年の86%だったそうで、多くの馬券ファンも私と考えが同じなのでしょうな。となると、今週のJCも外国馬の適性が未知数なので買えないわけですが、まぁJRAも「そんな事は百も承知」ということらしく、サブタイトルに「世界王者の称号をえるために」などという副題をつけて煽ってます。こんなもんJCの結果に関係なく、今年の世界王者はシーザスターズであり、世界女王はゼニヤッタなんですけど、JRA的には「JCは世界王者決定戦」という事なのでしょうか。JAROに電話するぞって感じではあります。

二歳戦で大勝負するわけにもいかず、有馬記念になるのかとも思うのですけど、今年の有馬は難解な一戦となりそうで、先は全く見えません。

最近のNewsとしては、USAの牧場が来春の種付け料を続々と発表してまして、その中にはアッシュフォードスタッド(クールモア@USA)もあるのですけど、

Giant's Causeway ($100,000 ▼25,000)
Henrythenavigator ($40,000 ▼25,000)
Tale Of The Cat ($30,000 -)
Grand Slam ($17,500 ▼7,500)
Fusaichi Pegasus ($15,000 ▼15,000)
Majestic Warrior ($15,000 ▼5,000)
Scat Daddy ($15,000 ▼7,500)
Lion Heart ($12,500 ▼7,500)
Dehere ($10,000 ▼5,000)
Thewayyouare ($10,000 private)
Thunder Gulch ($10,000 ▼5,000)
Van Nistelrooy ($7,500 ▼7,500)

と、なってます。Dehereって、数年前まで、AUでは種付け料6万ドルだったんですけど、今や1万ドルということで凋落っぷりがえぐいですな。まぁ、しかし、この値段ならつけてもいいかなと思えるのは、$7,500の Van Nistelrooy ぐらいで、他はまだまだ割高でしょう。なんせ、そんな値段でつけて仔馬がとれても、ろくな値段で売れないんですもの。

AUもコンラッドジュピターMMのカタログがオンラインにでて、Inglisのクラシックも同様にオンラインでカタログが見れるようになってるんですけど、今年は大バーゲンセールになりそうな感じがありますな・・・。

通常の思考でいくと、レースの賞金は下がってないわけですから、それなりに走りそうな馬に関しては自分で使おうと考えるはずで、これだけ市況が悪化してるのに、それでも売るなんていうのは、よほどダメそうな馬か、高い種付け料を払ってしまったのでどうにかそれだけでも回収したいという高馬だけでしょう。全体的に、リザーブを低くしても「絶対に売れてもらわないと困る馬」の比率が高いでしょうから、買い手の言い値になりがちって事ですな。そもそもこんなご時世に、積極的に馬を持とうなんて人はかなり減ってるはずですし。

種付け料の話に戻すと、多頭数交配によって年間200頭に種付けするような種牡馬が増えてきたわりに、世界的な生産数調整が続いていますから、需要と供給の面からいっても、種牡馬過多の時代を迎えているという一面もあるのでしょうな・・・。

AUのボッタくり種牡馬達もUSAを見習って欲しいのですけど、苦しくなると助け合うのではなくて、更に他人から搾取しようとするお国柄ですから、余り期待できないというのが辛いところです。

投稿者 Jyoukan : 01:15 PM | コメント (0)

November 20, 2009

各馬のオペレーション

いくつか動きがあったので、簡単にご報告しておきます。

Southern Image × Kanandah Queen:
生まれ育ったYallambeeから、繁実厩舎の側にある牧場に旅立ちました。僚馬もいるそうなので、アクシデント無くこれから新しい環境下で順調に育っていって欲しいものです。

なお、預託先はシンガポールの高岡厩舎。本日、師より内定のご連絡をいただきました。これでもう後にも引けなくなり、Inglisにはセール上場のキャンセルという事を伝える事になります。

ざっくり来年の4月と5月を馴致にあて、6・7・8と放牧。9月と10月で15-15まで繁実厩舎で乗ってもらって、来年の今頃に検疫・輸送というスケジュールを考えていますが、予定は未定といったところです。

Dash for Cash × Ocean of Tears:
同じくYallambeeから旅立ちました。コンサイナーはFulmen Park Stud に依頼予定。
決して安くはありませんが、売れてもらわないと困る馬なので、経費をかけざるを得ません。
Inglisのプレミアセール セッション1に上場します。

Kanandah Queen:
ぼちぼち Kaphero の種付けが行われるはずです。受胎しなかったら、今年は空胎にせざるを得ません。一番売却したくない馬ですが、そうなると捨て値でも売却するしかないと考えています。前にも書きましたが、これを売るような事になるとオーストラリアとはおさらばです。

Ocean of Tears:
God's Own の受胎確認はまだ。不受胎だった場合はどうするのか分かりませんが、もう色々ありすぎるので、個人的には一番手放したい馬です。 Dash for Cash 産駒の売却額を見てから売却というのが筋ですが、先行き不透明と言うしかありません。

Choisir × Kanandah Queen:
再度右前脚のエコー検査が行われ、舎飼いから狭いパドックへの放牧が可能になりました。これから3ヶ月間放牧。2月にまたエコー検査をするという事です。

腱が逝ってるわけではなく、急激な成長によって前脚に負担がかかる体型となっており、それで腱が張っているという検査結果ですが、オペレーションそのものは脚部不安を発症している馬と同等の処置です。もう9月から乗ってないわけで、 Ocean of Tearsの骨折でも、もう少しマシな治療措置でしたから・・・。

先の見えない状況下で、どこまで我慢できるのか?また我慢する意味はあるのか?という根本的なところで迷いが生じています。この馬はリースをして頂いている方で40%の所有権が埋まっており、私は20%の負荷しかかかっていないわけですが、「他の人のお金なんで、まぁいいや」などという考えは当然ながら毛頭ありません。

Ocean of Tears のように、4歳になって「やっぱダメでした」というのは、もう経済的にも、道義的にも許される話ではないのです。というかですね、地方競馬が厳しいと言っても、預託料が月18万円として、月1走の出走手当て+αで一月に12万円程度の赤字だという辺りが最悪の線です。昨年の12月から11ヶ月間、収入0でその間ずっと厩舎に入厩なんて、JRAの裕福な馬主でもしている人はいないんじゃないでしょうか。どうするのか・・・2月の検査結果によっては本当に難しい判断となりそうです。

まぁ全体的に言える事は、お金を生み出さない馬にお金をかけずに、可能性がある馬のみ少数精鋭で行きたいということなのですけど、元々少数なのに、その全てがコケているわけですから、正直どうにもなりません。

個人的には、「詰んだ」と思ってますので、投了して10年後の再起を目指したいのですけど、少なくとも Southern Image 産駒だけでも向こう2年で400万円、繁殖を持ってると年間100万円はどう間違ってもかかるので、現状維持なら500万円のお金がどう計算しても必要です。

したくもないのですが、年内にもう1戦は馬券勝負をせざるを得ない感じで、そこで外すと身を滅ぼすという悲惨な結末になるかもしれません。まー本当に、これどうしましょうかね。

投稿者 Jyoukan : 08:24 PM | コメント (0)

ブチカマシ祝勝会

昨日、どんぐりさんのJRA初勝利祝賀会が盛大に行われ、私も新地まで行ってきました。

初対面の方も何人かいらっしゃいまして、名前を出されると迷惑だろうと思うので伏せますが、JRAの騎手の方やお偉いさんも数人招かれており、私も名刺などいただきました。といいますか、魑魅魍魎の巣食う馬主協会に一陣の風がふいたといいますか、かずら先生が京都馬主会の理事になられたそうで、なんかもうこのコミュもかなり敷居が高くなってきたという感はあります。先生のお人柄は変わりませんが。

ぶっちゃけ、木曜日はバイトの日でして、私はほんの数時間前までお客様に釣竿の講釈を垂れて、「この工場で作ったヤツは中国産とはモノが違いますよ」とかマニアックな会話をしていたわけですから、あまりに落差が大きすぎます。頂く名刺の全てには当然のように「代表取締役」と書かれており、私もこう「代表取締役馬券師」とか「専務取締役自宅警備員」と書かれている名刺でも作ろうかと思うわけですが、出入り禁止になりそうなので、当たり前の名刺で我慢している次第です。

さて、まぁとりあえず、JRA初勝利という事で、本当におめでたいわけですが、思えば、どんぐりさんもかずら先生に導かれながら正しい馬主道を歩んできたという1人ではあります。なんせ最初は、400kgに満たないテイエムオペラオーの牝馬を庭先で400万円とか出して買ってたわけですから・・・。ぶっちゃけ何をどう言おうが良いようにあしらわれていると考えるしかないわけでして、「騙されてるよ」と言って来る人が騙しに来ているという状況が日常茶飯事な業界ですから、正しい先人からのアドバイスというものは文字通り百金に値するわけです。

で、まぁバラしてしまうと、どんぐりさんはまたスニチェル産駒のイヤリングを買ったそうで、これで1歳馬が5頭いる計算になります。ジャンポケ3頭に、スニッチェル2頭。こうなると冗談でも何でもなく、正真正銘の大馬主です。「楽しい競馬を目指して一緒に頑張ろうな」というありがたいお言葉を私も頂戴したのですが、この場を借りて「じゃ名義貸してくれ」と答えておこうと思います(笑)。

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馬名にまつわるネタ話(どんぐりさんよりクレームが来たので削除しました。削除前に見た方は忘れてください!)
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最後に、Nobuさんですが、今回PCを携帯しておらず「どうしたんですか?」と聞いたら「もう社員も増えたので」という言葉が返ってきました。しかも、ウィスキーグラスを持つ角度が様になってます。こちとら肝臓が悪いのでお酒なんて飲めるはずもなく、負けた感がアリアリでした。

まー、なんといいますか、とりあえずマイルCSで勝負にいっても今は負けそうな予感があるので、今週は大人しくしてようと思います(笑)。

投稿者 Jyoukan : 04:59 PM | コメント (0)

November 17, 2009

無茶しやがって

売却予定のイヤリング2頭。コンサイナーの見積もりも頂いて選定も終わり、ぼちぼち生まれ育った牧場を旅立つ時期になっています。登録料などが$2,000程度かかりますし、コンサイナー費やセール当日の経費などを考えると、売る為の費用はざっと$10,000。今週中には、どうするのかの最終決定をしなくてはいけません。

私の財布的には、あと1年の維持費が限界。それを越すと自分の生活に影響が及びます。なんせ株専のニートだったのが、バイトを始めたのでフリーターに格上げになったというのが今の状況ですから、本来なら馬主なんてやってる経済的余裕はないのです。このBlogの更新日を見ると、分かりやすい。月と木には更新されてないでしょう?その日はバイトの日なのですよ(笑)。

とりあえず、Dash for Cash 産駒は、Oceanの血統価値を調査するパイロット的な意味で売却せざるを得ないので、選択肢は「売る」しかないのですけど、Southern Image 産駒はそうではありません。せっかく出来の良い牡馬が生まれてきたのだから、これを売ってしまっては生産をしている意味がないのです。

元々生産をはじめた理由は、それで利益を得ようと考えた訳ではなくて、出来が良いのは市場に出てこないし、出てきても馬鹿みたいに高くて手が出ないからというものでした。幸運にも、Inglisの評価がA+になるような馬が出てきたのだから、これを売ってしまっては最初の構想も何から何まで崩れる事になるのです。

ええ、もう正直相当に悩みました。実際、もうお金が無いのだから売るしかないだろうと、そんな贅沢が出来る身分かと。

馬券でどうにかならないかとも思って勝負してるんですけど、それも思うように行かず今週中にはタイムリミットを迎えます。

で、まぁ太郎さんに相談しました。

ぶっちゃけお金が無いので、今のままだとシンガポールへの輸送費も出せそうにないんですけど、これまでの経緯を考えると売りたくはないと。そして単刀直入に「輸送費だしてもらってもいいですか?」とお願いしました。

返事は「仕方ないですねー。まぁそういう事なら好きになさってください」。

いや、全然仕方なくないといいますか、こっちが無茶苦茶なお願いをしているだけなんですけどね。

まぁもう頭が上がらないといいますか、私もオーストラリアで競馬を始めて5年の集大成といいますか、この Southern Image 産駒を海外における最後のチャレンジにしようと決心しました。私が5割、太郎さんが4割、そしてNobuさんが1割という所有割合です。こいつでなんとか皆が楽しめるようにしたいというのが心からの願いです。

馬主は馬主で当然夢を追って競馬をしているわけですが、まぁここまで大変だとは正直思いませんでした。余りに酷い目に会いすぎだろうというのもあるのですけど、その根っこってのは「馬主は金持ちなんだから少しぐらいむしっても大丈夫だろう」とほとんどの関係者が考えるというところにあると思います。そこのギャップを埋めるのがかなりしんどいですね。

私は私で「利害関係の一致」という要素を余り深く考えていなかったという反省点はあるのですけど、まぁこれからも自分が考えるままに行動するのみです。

Southern Image産駒は、USAで初年度の2歳が走っていますが、4頭ブラックタイプの馬が出ています。うち一頭はオールウェザーでレコード勝ち。シンガポールのポリトラックが合わないわけでもなさそうな感じです。

母系もKanandah Queenの兄弟は、長兄LazaazがG3で4着・オープン2勝していますし、妹のDashing DonnnaはGIで2着もあり、重賞で何回も入着しています。弟もマカオでですが、4勝しており兄弟はみな走っている血統です。2番仔というのも活躍馬が多い条件です。Kananda Queen 自身も Randwick で勝ってますが、田舎まで遠征すればブラックタイプにはなれていた素質馬でした。

これで走らなければ、精根尽き果てたということで(金も尽きるんですが)、むこう10年は馬主活動はできなくなるでしょう。シンガポールもフリードマン兄弟が開業してから一気に馬のレベルが上がったのですけど、この不況ですからプレミアに上場できるような馬の数は減ってるはずです。年間2勝のラインを越えてくれるような活躍を期待しています。ここで成功すれば次の矢が撃てますしね。

当面とりあえず太郎さんに無茶なお願いをしなくてすむように、金策に励まなくてはいけないという修羅の道に入るわけですが、本当にもうろくでもない人生ですわ。まぁ貧乏人の執念といったところですかね。この馬だけは後悔することがないように、今後を熟考しないといけません。 

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問い合わせを頂いたので追記しますが、原則としてシンガポールに持っていく予定ですので、本馬はリース募集が出来ません。可能性としては、馴致中に余りに能力が無さそうだとなれば輸送費が無駄になるのでオーストラリアでデビューさせる事になりますが、いくらなんでも Sky Box より弱いという事は無いと思います。Eternityもシンガポールにもっていけば、金銭的にはもう少しマシだったはずですので、今回はまず間違いなく星行きとなります。

共有に関しては、今までのように原価のみでの募集はいたしません。Ocean の当歳が死んだように生産にはリスクがありますし、繁殖の受胎期間の維持費、繁殖の減価償却を考慮にいれない種付け料+維持費だけの実費負担だけでは、正直やってらんないからです。是非とも持ちたいというご相談は0件ですので、杞憂だと思いますが、もしご相談があれば100%で600万円ぐらいのラインで調整することになると申し上げておきます。$1000倶楽部も、共有やリースして頂いた方々に何ら報いるところがありませんし、こんな値段にするのは気が引けるのですけど、「なんだかんだでまともな牡馬一頭となるとそんな値段になりますよ」という事でご理解いただければと思います。

というか、サマーセールで300万円出せば、まともな牡馬が十分に買えますので、オーストラリアで生産するのは、本当に非効率だということです。シンガポールで競馬をされたい方は、日本で買った方がいいでしょうね。

迷っているという相談を受ければ「辞めた方がいいです」とお答えいたしますが、馬体は申し分ないですし、血統もそこそこですので、走る確率は多少なりともあるというのが正直なところです。Inglisの評価ってのは、かなり正確ですので、見た目的には問題なく、実際に競走能力があるかどうかはまさしく運でしょう。

投稿者 Jyoukan : 05:14 PM | コメント (0)

人気先行

例のエリ女。

馬券を買ってたのか? YES
的中したか? YES
儲かったか? NO

という結果でした。

当たったのは、7-11のワイド 23310円と11番の複勝。しかし、ワイドは200円、複勝は2000円しか持ってませんでした。ドカンと行ってたのは、ブエナビスタとプリキュアの馬連。5万円いってました。というわけで、トータルはしょぼ勝ちでございます。

ちなみに、スミヨンは間抜けだと思うけど、安勝は別に普通に乗ってたというのが私の感想。あれだけの末脚を直線で使ってるわけで、騎乗そのものは特に問題がなかった。というより、むしろ好騎乗。敗因をあげるとすれば、馬の脚質が追い込みなんだから仕方ないとしか言えないように思います。

まー、レビューとか色々な人が書いてるのを読んだけど、正直、クィーンスプマンテは分かりやすい穴だった。前走を見た人は、まず紐からは外さないはずで、それでも切ったという人は馬券買うのは辞めた方がいいです。

これでプリキュアを軸にした私はほとんど狂ってるわけですが、執念の裏を行かれたというか2頭とも残るというのは想定外でした。あれでプリキュアがスプマンテを交わして、最後にブエナビスタが突っ込んでくるはずだったのですけど。お陰で、未だに Southern Image 産駒をセールで売るのを辞めることができません。あと400万はどう考えても必要なんですよねぇ・・・。

ネタ的には、勝ったクィーンスプマンテの母センボンザクラはくりげさんのかつての所有馬で、今も持ってるのか社台に売ってしまってるのかなどが気になるところではあるのですけど、ジャンポケ産駒の牝馬ってのは、一発がありますねぇ・・・。どんぐりさんがジャンポケ産駒を3頭も持ってまして、そのうち1頭は自家生産馬、もう1頭がノーザンファーム産、もう一頭も母が重賞勝ち馬なんですから、どんなブルジョワ馬主なんやって感じなんですけど、堅実に馬主として実績を残してお金も回ってるわけですから、やっぱり私も見習わなければいけない所が多々あるように思います。

つーか、AUの2歳戦やトライアルを見る限りスニッチェルも当たりっぽくて、あのサマーセールで買ったスニッチェルの牝馬も期待できますし、AUの新種牡馬だと ドバウィも間違いなくアタリだって感じなんですけど、思えば今年のイースターでは勝巳氏がきっちりドバウィ産駒を買ってるんですよねぇ。やっぱ私みたいな小物がちょろちょろしても、大物の必然性には勝てないってことなのかもしれません。破産すればいいのにと思います(笑)。

ああ、そういやタイトルの事忘れてました。エリ女の出走馬って、人気先行の牝馬が勢ぞろいでしたよね。ミクロコスモス、レインダンス、ジュルミナル、ムードインディゴ、リトルアマポーラ、ブロードストリートあたりですか。この辺はバッサリ切れるから、今年のエリ女は大チャンスではありました。

当日に、セールで馬を売っててそっちをITで見てたのは大失敗でした。その時間を馬券に充ててりゃ馬連の10万馬券には届いてたかもしれず、これ5000円勝ってりゃ大丈夫だったのにと・・・。

今年いっぱいは破滅と隣あわせという状況が続きそうです。

投稿者 Jyoukan : 11:35 AM | コメント (0)

November 15, 2009

セール結果

先ほど Mossman × Duchess Redoute's がセールリングに上がりまして、$12,500 で売却されました。リザーブを$8,000 にするか $12,000 にするかで悩んでいたのですが、まぁまぁ「やっぱりこれぐらいなのね」というギリの線で売れたという感じです。

この不景気ですし、当たり前に General Session にまわされていましたし、同じ General Session の馬達はレースに出てきてない馬だと $5,000 にも達しないという感じでしたので、落札価格そのものは健闘したと言えると思います。というか、馬体的にも血統的にも馬のチョイスそのものは外してるわけではありませんから、最低限これぐらいの値段では売れるだろうというところで落ちたという事ですね。上乗せする要素がないので仕方ない結果だと思います。

現地には繁実師も朝から行っていただいておりまして、おそらくスタッフの方も行かれてるでしょうから、まずはありがとうございましたと御礼を言わねばなりません。結果は、成功と呼べるものではありませんでしたが、ベストを尽くしていただいた上での結果ですから、「そんなもんだ」と皆で納得するしかないと思います。

まぁしかし、10%だしてもらったNobuさんや、5%もっていただいたF氏には申し訳ないとはいえ、一頭片付いたというのは正直少なからずホッとしました。

実は今日のJRAには、知り合いの馬主さんが所有する馬がたくさん出走してましてね。

東京D1600新馬戦を圧勝したロンギングスター、京都芝2000新馬戦で2着にきたログ(なんとトゥナンテの産駒)、そしてどんぐりさんの中央初勝利となった福島500万下のブチカマシです。まぁ先日K氏とも話をしたのですが、やっぱ結果がでにくいところで競馬をしても駄目だなぁと・・・。せっかくチームカズラを中心に、たくさんの馬主さんが周りにいるんだから、私も地方の馬主としてこれからは細々と競馬を楽しもうと思います。まーJRAの馬主資格を取れないと厳しい事には変わりないんだけど、経験だけは積んだので、10年後ぐらいに再起をはかりたいですね。

オーストラリアは、日本のJRA馬主ぐらいの経済力をもっていても相当に厳しい印象で、損を覚悟でかなりのお金をつっこまないとなかなか成功しないように感じます。大牧場のオペレーションが、上澄みは自分達で競馬に使って、ハズレは市場で売却。そして良い種牡馬はべらぼうに高い種付け料で供用という感じですから、もうどうにもなりません。安い馬で採算ベースにのせるのもしんどそうですし、まぁやっても出走手当がでて相手関係が楽になるシンガポールと両にらみってのが残された唯一の策という印象ですね。

次は強姦された Ocean of Tears を市場に出してその評価で売却。その次がイヤリング2頭、最後がKanandah Queenと当歳かな・・・。まぁ Kanandah Queen を売ったときが、私がオーストラリアと決別する瞬間ということになると思います。

投稿者 Jyoukan : 01:36 PM | コメント (0)

November 14, 2009

セール前夜

明日、メルボルンでInglis Race Horse Sale が開催されます。私も、Lot No. 116 Mossman × Duchess Redoute's を上場しています。

馬を売るのはこれで2回目です。1回目はミックスセールで当歳を購買して、それを1歳時にピンフックしました。購買価格が$14,000、売却価格が$28,000ですので、その時はほとんどチャラという結果でした。

しかし、明日は相当に厳しそうです。

Azeri を例に出すのは失礼なんですけど、あれだけコーマーシャルバリューのある馬でも、一年で半額・数億円の評価減ですからね。前々から指摘しているように、種付け料が余りにぼったくりすぎて、仔馬の市場価値より遥かに割高なんですから、自前の種牡馬を持っていないようなところは、支払う種付け料分まるまま損をしているという状況なのでしょう。あのAzeriを売ったところも、余裕があればあんな値段では売らないでしょうし、ここ数年は牧場受難の時代となるでしょうね。これからが本当の地獄だってやつです。

しかし、ゴーストザッパーで種付け料20万ドルだったのが、5万ドルまで落ちてるわけで、こんなのつけてたところは、そりゃ当たり前に苦しいでしょうな・・・。まぁこれからはもう高馬が売り辛いのは間違いなく、かといって安馬が売れるわけでもないので、多くの人がそうしているように生産をしないというのが唯一の正解なのかもしれません。夢を追いつつというのはいいのですけど、種牡馬をもってない限り商業ベースに乗せるのは無理そうな印象があります。

で、明日のセールなんですけど、まぁトレーニングセールなのにトライアルを走ってないわけで、既に負けは決まっています。正直、3月から厩舎に預けて7月にはトレーニングセールに出すことを繁実師には伝えてましたから、それで10月に放牧ってのは愚痴の一つも言いたくなるのですが、なんだかんだあるのが馬という事でどうしようもないのでしょう。ただ、もう1回ピンフックにチャレンジしてみようという気はなくなってしまいましたね。特に敗因も無いといいますか、不戦敗ですから・・・。

まぁとりあえず多分リザーブまで届かないと思うので、もうあと$8,000程度の損を上乗せして、デビュー戦だけは走ってもらうというオペレーションになるんじゃないかなと想像しています。そのレースで見所がなければ引退ですし、それ以前にデビューするまでにまだ半年かかりますなんて話だと12月のミックスセールで投げざるをえません。

というか、本当に何のために馬主をしてるんだって話でして、良い事も楽しい事も全く無いというのが現状ですから・・・。まぁ走らないと決まったわけではないので、一度は競馬場で走ってもらわないとダメですね。300万円の元を取ったとはなりえませんが、走らせてダメなのは仕方ない事ですからね。

投稿者 Jyoukan : 11:41 PM | コメント (0)

November 11, 2009

Ocean 強姦事件

今朝、繁実師から電話がありました。例によって声が沈んでいます。「今度は何が起こったのだろう・・・」と構えて聞いたみたところ、「Ocean of Tears に昨夜 God's Own が交配されたそうです」という連絡でした。

はぁ?

うーん・・・馬主から預かっているだけで所有権も何もない他人の繁殖牝馬に、馬主の許可なく勝手に自分とこの種牡馬を交配。こんな事って、許されるんでしょうか?少なくとも前代未聞の話じゃないかと思います。

いやー、というかですね、そんな事されると本当にマジで困るんですわ。

・来年産まれた仔も死ぬような事があると、Ocean of Tears は繁殖牝馬として生きる道を絶たれる事になりかねず、馬自身の生死に関わる問題であること。
・来年産まれてくる仔は、望みもしていない種の仔であり、私達はその仔にどう接すればいいのか分からなくなるということ。
・受胎期間にどんな仔が産まれてくるのかなどを楽しむワクワク感など、馬主の数少ない楽しみを根こそぎ奪われたということ。
・フォールシェアのままなので、これから一年半牧場の許可なく繁殖牝馬の移動ができないということ。

etc

いやー、まーなんといいますか、オーストラリアの競馬ってこんな事ばっかりなんですよ。糞の役にも立ってないのに上から目線のぼったくりエージェントとか、レースで賞金を稼いだ月の預託料は倍になる調教師(繁実師ではない)とか、トライアルに出せと言ってるのに放牧して半年後にいきなり引退勧告してくる調教師(繁実師ではない)とか、デビュー戦で他馬にぶつけまくって馬を壊す騎手とか。

そして、すべからく「お前はせっかくボッタくれる鴨なんだから、大人しく金だけ払っとけよ」みたいな感じで、こっちが少しでも自己防衛に走ろうとすると、「絶対に逃がさん!」みたいに、とりあえず絞れるだけ絞るみたいなとこがあるんですね。あ、繁殖を移動させようとしたら預託料が倍になる牧場ってのもあったな。セッション1に入りたかったら、セールで馬を1頭買うと約束しろと言ってきたセリ会社も。

・・・・・

まぁ、こりゃ潮時だという事ではあるのでしょうね。さすがに、ここまで酷い事をされると、ただでさえ辛い事ばっかりなのに、オーストラリアで競馬を続けていく意味がありません。悔しいですけど、早期に全面撤退せざるを得ないでしょう。

問題は、フォールシェアになってる馬達で、Kanandah Queen の当歳、God's Own が交配された Ocean of Tears 、この2頭は人質みたいなもんですから、もうどうしようもないのですけど、他馬に関しては Yallambee から引き上げたあとに売却という形になると思います。

まぁ、とりあえずもう話し合う段階の線を越えてますから、揉めたくもないのに無茶苦茶してくるんでこっちも何かしら動かざるをえません。太郎さんも珍しく声が心底怒ってましたし、La Samba なども移動することになりそうです。

はぁ・・・移動させるたって、次の移動先も似たようなもんでしょうから、出来るだけはやく逃げないといけないという事に変わりはないのですけど・・・。というか、普通の牧場でいいのに、なんかもう意地でも金を取るというか、もうほとんどやくざの世界ですよね。どんぐりさんは、ストレートに差別用語で、「毛○はそんなもんだ」とおっしゃってましたが、確かに文化の違いという言葉では説明できないというか、4文字熟語でいうと「白豪主義」というか、これからも付き合うってのはまぁ無理ですわ。

しかし、Ocean of Tears 、Kanandah Queen、La Samba の3頭を失うと、年間300万円の売り上げダウンは間違いなく、活躍馬が牧場から出てくる確率も高いのに、損得で考えてもそんなことをして牧場側にメリットは無いだろうと思うのですけど、まぁ想像の範囲を超えている出来事ではありました。

いや、正確にいうと、私は「こうしてくる」ということはある程度想像してて、そうならないように繁実師にお願いしてたんですけど、繁実師はさすがにそこまでは・・・と思っていたようで、馬の移動に関してはしなかったようです。Ocean を買うなどという話も受胎確認までの時間稼ぎだったわけですね。

おそらく、Yallambeeはここまでやってしまったら、もう私達にはどうしようもないから諦めるだろうと考えたのでしょうけど、日本人はそんな信用に関わるような事をやられてしまうと、もう付き合いそのものがなくなるのにと考えるわけで、まぁ「代わりはいる」というか、私達は絞りきった雑巾ぐらいにしか先方は考えてないのでしょうな。もしかすると、これだけのことをしても、こっちは怒らないとまで思ってるのかもしれませんが・・・。まぁさすがにこの強姦事件は、ナメすぎですよ(ペロペロ。

もう粛々とクロージングするのみです。処分できるものから処分していこうと思います。

投稿者 Jyoukan : 05:38 PM | コメント (0)

November 10, 2009

トラブルメーカー

今朝、繁実師から電話がありました。例によって声が沈んでいます。「今度は何が起こったのだろう・・・」と構えて聞いたみたところ、「Ocean of Tears は不受胎でした」という連絡でした。

Ocean of Tears の2番仔が生後一ヶ月で亡くなるという悲劇をうけて、種馬の変更を申し出たという事は以前に書きましたが、その時は既に God's Own が昨年に続いて交配されていて、ジタバタしてもどうにもなりませんでした。しかし、不受胎となると話が違ってきます。

ただ、牧場側の言い分として、シンジケート株を割り当てており、今更変更されるとその株が11月の半ばという種付けシーズン後半に宙に浮く事となり、それは非常に困るというお話がありました。至極、もっともなお話です。また、繁実師からも、今から変更すると牧場の心象は最悪となり、繁殖牝馬の移動を考えないといけないかもしれないというお話がありました。

さて、これどうしたらいいんでしょうね。

私達の言い分はシンプルです。全姉が生まれてすぐに死んでおり、当然Pedigreeにも「Died」と記載される。どうして死亡したのかの詳しい報告もないし、血統的な理由によるものではないかと推察せざるをえない。なので、クロスのきつい同じ種をつけるのには抵抗がある。しかも、フォールシェアにすると、母馬も仔馬も自由に売買が出来ず縛られる事になる。こういう感じです。

悲惨なのは、板ばさみの繁実師なのですが、私達も結構悲惨な目にばっかり会ってきているので許容するのにも限度というものがあります。

まー、God's Own の種付け権利が宙に浮いてこまるというのは理解できるので、Kanandah Queen につけるから、それとバーターにして Ocean of Tears を買ってくれなどという交渉もしたのですが、基本的に彼らは実に堅実といいますか、自らはリスクを取らないという方針を徹底しているので、話をすればするほど相手側に有利な条件でしか、話がまとまらなくなるというのがこれまでの経緯でした。

いや、もう本当に全然期待にこたえてくれない Ocean of Tears のせいで、周りの人がトラブルにばかり巻き込まれてしまうってのは、これどうにかならないんでしょうかね・・・。

んー・・・

とりあえず、Ocean of Tears は2度目の交配が Ready という状態らしく、早々にどうするのか決めないといけないのですけど、基本線としては、やはり種牡馬変更という事を模索する事になります。

そうなる理由の一つは、God's Own の出足がにぶいという事。まだ2歳と3ヶ月というこの時期ですので、2歳種牡馬成績なんてのはたいした意味もないのですけど、それでも厳然としてランキングというものがあるわけですから、良いに越したことはありません。Mossman なんて7位につけてるわけで、やっぱりそれなりの種牡馬なら堅実に成績はあげてくるものです。今のままでは、3万ドルの種付け料にみあった成績をあげれるかは微妙です。

2つ目は、Yallambeeって大手の牧場ですから、やはり高級牧場といいますか、請求書に書かれている額が他の普通の牧場と比較すると3割〜4割は高いのですけど、それだけの結果を出しているのかというと、そこもちょっと疑問であるという事です。昨年は Southern Image 産駒が大怪我をして、「それで種付け料を支払えるわ」ぐらいの額で獣医費がきていますし、今年にいたっては当歳が生後一ヶ月で死んでいます。勿論、運だけの問題で牧場に過失があるわけではないかもしれませんが、それにしても、謝罪の言葉というものは一切ありません。それは文化的なもので、不誠実というわけでもないという事を私は理解していますが、それにしても「ぜひともお願いしたい」と思うだけの理由がない事もまた事実ではあります。

3つ目は、確かに迷惑をかける事になるけど、こっちもOcean of Tears 、Kanandah Queen、そして香港スプリント連覇の期待がかかる Inspiration の姉・La Samba と期待の大きな3頭の繁殖を預けて、さらにGod's Own を3回種付けしています。落とした額をトータルで見ると、かなりのお金になるはずで、1回ぐらいのモラル上の問題については、先方に泣いてもらっても、そこまで惨い事をしたことにもならないだろうと思うのです。ぶっちゃけ、向こうはアホみたいに儲かってるわけで、私らがそこまで義理立てすることもないだろうとおもうのですよ。ま、要するに契約上問題がない変更を申し出ているだけなんだから、しらんがなという事ですね。当歳が死んだというこっちの事情を少しは考えろと。

でもねぇ・・・これ種牡馬を変更するたって、「じゃあ何にするのか?」という問題が次にでてくるわけですよ。

最初に検討していたのは Strategic なんですけど、もう古い種馬ですから、評価というものは既に定まっています。私の評価は、産駒に活躍馬も多いし、良い種牡馬ではあるのだが、地味すぎてセールで高値で売るということに関しては余り期待できないという感じです。ただ、 Ocean との配合では、アウトクロスになるという貴重な種牡馬なのです。なので種付け候補一番手の評価だったのですが、ネックとなるのが種付け料で、公示価格が$16,500。ぶっちゃけどう考えても高すぎです。この半値でも牝馬はろくに集まらないはずで、産駒平均取引価格が2万ドルちょっとなのに、こんな種付け料を払えるわけがありません。

はぁ・・・もうため息しかでませんわ・・・

その後色々調べてはみたものの、ビクトリア州にはダンジグのクロスがかからない安価のそこそこ期待できる種牡馬なんてやはりいませんでした。

で、まー、共有者の方々とも色々相談した挙句、結局この種馬を Booking するはめに・・・。ブリダーズC.スプリントで3着に負けてるんだけど、展開のアヤってだけで、これがどう見ても一番強かったというのがその理由です。これなら GI 2勝しているし、BCスプリントも勝ってたと考えると、$16,500という種付け料でも無理やりに納得できるかなと。いや、心の中ではボッタクリすぎだと思ってますけど(笑)。

というか、今年は太郎さんが$55,000もする Street Sense を同じく Darley の種牡馬達からチョイスしてるので、合計すると7万ドル強の支払いが発生するわけですけど、こうなると結局 Darley との値引き交渉は失敗した形になるわけで、いや、もう本当にこの国の競馬は「儲かる組」と「損する組」がくっきり2分される感じですね。

個人的には、そういったものは知性でもなんでもなく、勝ち組になって高笑いをしたところで本来は何の意味も持たないという考えなので、適正な種付け料で良質の種馬を供給して欲しいと強く望むわけですが、まー、本当にいいようにお金をむしられるだけというのが現実でどうにもなりませんな。

Street Cry 産駒となると、もう一頭 Street Hero という種牡馬がいまして、こっちも考えたのですけど、USAでの種付け料を見ると、BossはHeroの2倍でして、支払い条件もBossはライブフォールなんですけど、Heroがフリーリターンだったので、もうリスクはこれ以上取れないということでBossの方となりました。

いや、種馬の配合も、「売れる種馬より走る種馬を!」とか何度も聞いたことがあるんですけど、まー本当に「お前、一回でも実際にやってみろよ」としか言えませんな・・・。つーか、こんな種馬なら子供を取るということになるだろうし、結局Oceanを売って身軽になれそうにもありません。

オーストラリアで繁殖なんて持つもんじゃないですよ。日本なら、こんな150万円近い種馬を嫌々つけるなんてことには100%なりませんから。メイショウボーラーで十分だぐらいの感覚なのに、こんな種付け料を支払うはめになるわけで、オーストラリアの種牡馬はピンからキリまでぼったくりと言えるんじゃないかと思います。

投稿者 Jyoukan : 08:38 PM | コメント (0)

November 08, 2009

ニュースフラッシュ

こんばんは、西島まどかです(題に意味はありません

さて、久しぶりに、オブライエン厩舎で調教助手をされているGOS氏のBlogを見に行ったら、これがファン限定でしか閲覧できないようになっていました。あのYeatsを担当されていた方といえば通りもいいのでしょうか。

で、まぁTOPページに、そうなった経緯が書かれています。

・・・

気持ちは分かる。

というかだな、こうなんというか、人間ってのは良心と悪意を同時に誰でも併せ持っているんだけど、ネットでは悪意の方が出てきやすいというか、遠慮が無くなるという面がどうしてもあるんですね。ええ、このBlogを毎日読みに来てる人の中にも「この野郎、とっとと破産しねーかな」と思って見に来ている人が絶対にいます(笑)。

で、まぁちょっと話を変えて、Numberのこの記事を例にしてみましょうか。

これを書いた小関順二って人のプロフィールも下の方に書かれてるんだけど、競馬でいうとPOG大魔王とか自称している輩たちとほぼ同類と考えていいようです。少なくとも、自分は野球をしてないみたいですよね。

で、その内容ってのは、超上から目線のものになっていまして、突っ込み所も満載のように思うのですが、とりあえず文末は「体作りを行うべきだろう(キリッ」ぐらいにはしておくべきで、私なんかは「イタタタタ」ぐらいにしか思いません。

Numberといや、それなりに上品なスポーツ雑誌なんですけど、こういう雑誌のライターですら、まぁ実はそのほとんどの記事が所謂「書き捨て」の類です。少なくとも読者からの反応というのはガン無視と言っていいでしょう。

一昔前はITの事を「双方向通信」なんて言ってた時代もあったのですけど、Blogはそうではないのですね。読者の反応というのは、ストレートにコメント欄に反映されます。勿論、コメント欄を無くしている書き捨て系のBlogも多いのですけど、そういうのはハッキリ言うと単なるオナニーなので読む価値は全く無く、見に行かなければいいだけです。

コメント欄を無くす理由は、相手をするのが面倒だという事なのでしょうけど、馬鹿みたいな事ばっかり書いてるから突っ込みが入るという面もあるわけで、それを閉じてしまうってのは奢りだと思うんですね。Netkeibaでもさ、こんなコラムがあるんですけど、これ書いた数日後の実況がコレですよ(笑)。で、末尾の説明が、<<地方、ばんえい、さらには海外にも精通する矢野吉彦のJRA・GI予想は「矢野吉彦の競馬日記」へ>>ですから。それはないわって感じです。

で、最初のGOSのBlogの話に戻るのですが、ファンオンリーにするってのも、それはないだろうみたいな。大体、オブライエン厩舎で働いている人のBlogとなると、欧州の競馬をかなり深く紹介していることになるわけで、そんなアホな突っ込みの一つや二つで閉鎖的になるのは大人げ無いと思うんですけどね。つーか、Yahoo Blogに登録するのが面倒だからすっきり読ませろやって事なんですけどね(笑)。

40歳前にもなって釣具屋さんでバイトしているお前と一緒にするなって言われると、私も立つ瀬がないんですけど、こうなんというか「立場がある」というなら、自分の書いた文章に責任を持つ意味でも、常にオープンにしておかないと嘘だと思うんですよ。逆に、「立場がある」のに閉鎖的だと「ちっちゃいなー」って話になりませんかね。

まー、なんつーか、綺麗毎と宣伝・CMの類、ついでに書き捨て系のBlogって何の存在価値も無いと思うんだけどなぁ・・・。少なくともそれは単なる自分本位なオナニー行為なのに、それで更に読者からの支持まで得ようとするのは、どあつかましいと思うんですけどね。

ヤン・ウェンリーの言葉だったと思うのですけど、「世の中の半分の人からでも好かれたらそれは僥倖だよ」ってのは、ITの世界だと、「2割の人」と置き換えてもいいんじゃないかなぁ。仕事でも無いんだから、そんな読者に媚る必要性もないし、媚てたらそれはただの営業サイトと変わらないんじゃないでしょうか。

投稿者 Jyoukan : 11:13 PM | コメント (0)

Zenyatta

いや、良いものを見せていただきました。牝馬初のブリダーズカップクラシック制覇という事でしたが、直線のシーンはZenyattaだけが男馬で、他は全部牝馬のように見えたのは私だけでしょうか(笑)。

この馬実際にデカイでしょうけど、なんかもう圧倒的な存在感がありますね。まぁ伝説の名馬ということになるでしょうから、それはもう当たり前の事なのかもしれないのですけど。

ブリダーズカップもなんか細分化されちゃって、もう訳わからんって人が多いんじゃないかとも思うんですが、オールウェザーコースだし、日本の馬もどさくさに紛れて参加すりゃいいのに難しいんですかねぇ・・・。ぶっちゃけ「凱旋門賞にいく!」とかぶち上げるなら、こっちの方がまだ盛り上がると思いませんか?

ついでに Street Cry に関していうと、この種牡馬の成功を予感させる最初の兆候となったレースが、ブリダーズカップジュビナイルだったんですよねぇ・・。勝ったStreet Sense がその後にケンタッキーダービーも制すわけですが、そういう意味では、Zenyatta によってトドメをさしたというか、15万ドルとってもボッタクリと言われない種牡馬に名実ともになったと言えるでしょうね。

今年同じような感じの種牡馬ってのが、Invincible Spirit ですかね。これと Oasis Dream が欧州におけるダンジグ系の主流になりそうな感じです。あと、総帥が購買したコンドュイットもやりましたな。イブンベイとコタシャーンとペンタイアを足して4で割ったような種牡馬じゃなけりゃいいんですけど(笑)。

まぁなんにせよウォッカも稀代の名牝であることに違いはないんですけど、上には上がいるといいますか、やはり世界の競馬は奥深いですね。

投稿者 Jyoukan : 02:01 PM | コメント (0)

November 07, 2009

期待はずれ

本日、一頭の牝馬が東京競馬場でデビュー戦を走りました。名をコスモショールといいます。

父:アグネスフライト 母:ダイヤモンドショール

私が宮崎のJRA育成場でナンバーワンだと思った馬です。ブリーズアップセールでは、岡田総帥の目にとまり、確か1200万円ぐらいで購買されました。そして清水厩舎に入厩。鞍上は三浦騎手でした。

ここまでは良かった・・・。

いやぁ、私も出馬表でこいつを見つけた時には、「とうとう出てきたか」と、「そんなもん、モノが違うやろ」と思いました。ええ、調教もさっぱりだし、人気も無いのに無条件で単複1500円づつ買いましたよ。

しかし結果は13着惨敗です。

ちなみに、サマーセール上場馬の中でナンバーワンだと評価して、同じくJRAに買われて、ブリーズアップセールでは最高価格となった例のタイキシャトル産駒も2回走って5着が1回あるだけです。

・・・

とりあえず私に馬を見る目が無いという事は確定的ではあるのですけど、まぁしかし岡田総帥が1200万円もはたいた牝馬だし、タイキシャトルもブリーズアップで一番高かったんだから、やっぱ良くは見せていたという事は間違いないんですよね。

でも、走らないと(笑)。

・・・

んー

・・・

ちなみに、今をときめくハッピーネモファームさんが日高トレーニングセールでピックアップしたというシンボリクリスエス産駒も今日デビューしてたんですけど、こっちも惨敗でした。一方、あの所有馬のみんながみんな走るというディープスカイの馬主さんが庭先で購買したっぽい馬もデビューしてたんですけど、これは桜花賞でも人気するだろうというような勝ちっぷりでした。

・・・

んー

なんかやっぱり運だけの問題じゃないのかという気もしますよね。ええ、ちなみに安馬の星・ハッシャバイは500万下できっちり3着にきてまして、こっちの方がデビュー戦で惨敗くらってる高馬達より走りそうです。

まー、結局のところ馬が走るか走らないかなんて、やっぱり誰にも分からんってことなのでしょうね。なので、走る事を前提にした高馬はリスクが高いという事は言えると思います。というか、端的に言って「血統」が全てであって、その確率通りに値段も決まってくるということなのかもしれませんね。

なんかもう自分で見ても意味ないから、これからは例の馬体診断ソフトの結果だけでピックアップしようかなと。あれもさ、Whobegotyouはじめ当たり馬を実際ピンポイントで拾ってるし、今年のイースターセールにしても、上場馬600頭の中から選んだ2頭の牝馬のうち1頭が大当たりでしたからね。全姉がGI勝ったんだから、走ろうが走らまいが既に繁殖価値からして当たりは間違いないわけです。

ちなみに、来週セールに出てくる Mossman 産駒は、AとBの中間なんだけど、プロットされた位置からすると不合格でした。まぁしかし、これも$26,000で売れてはじめてチャラなんで、なんかもう絶望的ではあります。半年で200万円以上の損切りなんだから、馬の購買ってのは、やっぱ買ったら負けなんですかねぇ・・・。

最後に蛇足ですが、サクセスブロッケンはマジで惨かった。GI馬で、「本当に今から走らせるのか?」というようなパドックを見せる馬はそうはいないでしょう。まぁブルーコンコルドといい、ダートで強い馬って、ここまで敬意が表されないという事なのでしょうね。

投稿者 Jyoukan : 07:24 PM | コメント (0)

November 06, 2009

Danehill と Nijinsky

種牡馬の話が続いているので、掲題の2頭について思うことなどをダラダラと書いてみようと思います。

まず Danehill なのですが、「数多いる Danehill 産駒の活躍馬の中で、一番わかりやすい Danehill 産駒はどれか?」と聞かれたら、私なら「ファインモーション」と答えます。簡単に言ってしまえば、トップギアに入ってからのスピード、またトップスピードに入るまでの加速力と力感、そして抑えのきかない気性といったところでしょうか。

Danehill 自身が短距離で活躍したように、この3つの要素をそのまま受け継ぐとその産駒は短距離馬になりやすいのですが、Danehillの凄いところは、気性の改善を見せたり、元々激しい気性をコントロールできるような産駒に関してはクラシックディスタンスでも滅法強いという競走馬を出せたというところだと思います。

また、馬主など投資する側からしても、Danehill 産駒で走る馬ってのは、単なる外見だけでもそうと判断しやすかったという点が実に大きかったのではないかと想像します。まぁあと良血牝馬との和合性といいますか、引き出しの多さですね。実際、特に脚に問題がなく、良血で馬体がごっつい馬が走る確率ってのは相当に高かったのではないでしょうか。日本において、余り Danehill 産駒で活躍馬が出なかったというのも、これが理由で、つまり一級品の Danehill 産駒は売ってもらえなかったという要素が大きかったのではないかと思います。

後継種牡馬に関しては、やはりどちらかというと、低速スカスカでトップスピードだけは凄いという改造マフラータイプといいますか、要するに短距離で実績を残したという種牡馬の方が成功しているように思います。結局、スピード特化で、それが Danehill 血統の武器ってことなのでしょうね。

今年の英ダービー、凱旋門賞などに勝ったシーザスターズとかも、あれ馬群から抜け出す時の加速感ってのが、普通じゃなかったですし、これは Danehill じゃないけど、ダンジグのスピードをクラシックディスタンスでも発揮できる万能血統ってのは、はまればとんでもない馬を出すってことなのかもしれません。

まぁ、ついでに言っておくと、「ブエナビスタは本当にあのレースに出る気だったの?」といいますか、せめてジャパンカップにいけよと言いますか、まぁ随分と次元の違う話だなとも思いますね。欧州の馬は、本当にとんでもなく強いですよ。

話を戻して、Danehill 王国のオーストラリアにおいても、やっぱり種牡馬として評価されているのは、現役時に短距離馬として活躍していた馬で、後継筆頭の Redoute's Choise 、またそれに継ぐ評価をえそうな Exceed and Excel 、Fastnet Rock と、やはりどれも現役時は、ド短距離馬だったという事になります。

ついでに触れておくと、今年Kanandah Queen につける Kaphero ってのも、たかだか G3 しか勝ってない馬なんですけど、とりあえずゴールデンスリッパーでハナきって逃げてますし、スピードだけなら Danehill ばっかりのオーストラリアでも良いとこいってたって事なんでしょうから、 Danehill 系つけるなら、これでもいいんじゃないかという妥協の上で選択しました。ええ、勿論種付け料を考えなくてもいいなら、 Fastnet Rock をつけます(笑)。

まぁなんにせよ、短距離で本当に強い馬ってのは、もう外見でそれと分かりますから、Danehill みたいな種牡馬がもてはやされるってのは、経済原理からいっても、非常に説得力がありますよね。

さて、一方の Nijinsky なんですが、これは本当に難しい。Danehill の逆といいますか、トルクタイプといいますか、見た目より中身が重要だし、ステイヤータイプが多いんだから、そんなもん走るか走らないかなんて、調教で追いきってもわかり辛いはずです。あと、厩舎力にも随分と産駒の成績が左右されるでしょうね。

ブルーコンコルドなんかもそうで、あれなんか2歳時に芝短距離の重賞を勝ってるから、それでも Nijinsky 系としては、相当に優秀だったはずなんですけど、ダートで活躍してしまったばっかりに、キレがないような印象を与えてしまっていますよね。まぁ、やっぱり勿体ないなぁというのが本当のところなんだと思います。

ただ、遺伝力ということでいうと、底力なんてものはそんな簡単に産駒に伝わるようなものではなくて、やっぱり筋肉量などから来る「スピード」っていう要素に長けてないと種牡馬として成功しづらいということは言えると思います。筋肉量と柔らかさ、この2点が備わってないと厳しいということは言えるんじゃないですかね。

まぁそう考えると、見た目でそれとは分からないサンデーサイレンス系の種牡馬ってのも、かなり特異なんですけど、芝の中距離でこれだけの実績が残せるってのは、やっぱり本当に凄いってことですよね。ただ、Nijinsky系牝馬と交配して生まれたダンスインザダークという種牡馬の産駒に、ほんの数年前までは億単位の値段がついてたんですから、日本における競走馬取引ってのは、本当に夢だけで成り立ってたんじゃないかとも思います。

日本では、Snitzel とか全然人気なかったといいますか、サマーセールで Snitzel 産駒を購買したどんぐりさん曰く、「スニッチェルを知ってる馬主そのものが全然いないんだもの」って事でしたし、まぁ種牡馬事業、競走馬生産ってのは、イメージだけのもんなのかもしれないです。

というか、むしろ厩舎などの現場サイドや、生産者と昔からの馬主は一方からしかモノゴトを見れない情報弱者という感じで、正しい知識・情報を持っているかどうかという話においては、プロも素人も余り関係ないような気もするんですけど、どうでしょうか。

投稿者 Jyoukan : 10:27 PM | コメント (0)

種牡馬

「種付け料がボッタクリすぎなんじゃゴラアア」というエントリーを書いた翌日にブルーコンコルドが引退・乗馬にというニュースが飛び込んできました。今更言うまでもないですが、ブルーコンコルドといや10億円近い賞金を稼いだGI7勝のスーパーホースです。

「どうして種牡馬にしないの?」というのが多くの競馬ファンが抱く感想だと思うんですけど、勿論現実は「したくても出来ない」という事なのでしょう。

しかし、これ考えて見れば、オーナーサイドは悲惨ですよね。まー、10億円も稼いでくれたのだから悲惨っつー言葉はおかしいかもしれませんが、普通GIを7勝もしてりゃ更に種牡馬として稼ぐはずで、本来はこれからもガッポガッポのはずなのに、その利益が一切無いって事なんですから。

しかも、「やってみたがダメだった」じゃないですからね。「チャンスすらなかった」という事です。

少し話が変わりますが、先日のエントリーで、「私は Street Cry を産駒の活躍前に評価していた」という内容で記事を書きましたよね。一応、お断りしておきますが、ありゃ別に「私には種牡馬を見る目がある」なんて趣旨ではなくて、別に何かことさら自慢しているというわけではありません。

まー、普通に考えて将来的に活躍するだろう種牡馬を予言するなんて事は人間には不可能なわけでして、みんながみんな好き勝手に「あれがいい、これがいい、ありゃダメだ、筋肉の収縮力が(略」とか言ってますけど、そんな事に元々たいした意味はないんですね。

意味があるのは、「実際に何を種付けするか?」「その種牡馬にそれだけの種付け料を支払えるか?」、総帥みたいな牧場規模での話なら「どの種牡馬を買ってくるか?」という局面だけであって、実際に種付けするわけじゃないなら、全てがただの能書きにすぎないんですよ。「天皇賞秋はウォッカが勝つ!」と息巻くのはいいんだけど、「お前単勝10万円も買ってないでしょ」という話と同じです。

つまり実際に勝負する人の予測、予想ってのは当然結果に当たり・ハズレがあるんだけど、せっかく当たってるのに何のリスクも取ってない他人の意見を聞いたせいでそれがハズレてしまうのは馬鹿らしいって事なんですね。

ブルーコンコルドも同じなんですよね・・・。結局当事者が「種牡馬としては成功しない」と踏んだのだから、他人があーだこーだ言ったところで失礼なだけなんですよ。ましてや「種牡馬にするべき!」とか叫ぶのは、現実レベルの話においては「じゃあ君、生まれた仔を買えるの?」「種牡馬になったら種付けするの?」という話にどうしてもなってしまいます。

まぁ、結局は「不景気である」という現実に行き着くんですけどね。

更に言うとですね、競走馬の生産という事でいうと、日高の生産者がヤバイヤバイって言われてますけど、個人的には社台の方がヤバイんじゃないかとも思うんですよ。セレクトセールの結果を見ると、まだここ数年は磐石の体制でしょうけど、そのうち高馬を買う人っていなくなりそうな気がしませんか?リーチ、トーセンさんがいなくなったら、もうそれだけでも一気に価格破壊が起こりそうな。

あんなさ、一億円とかいう馬を買うのって、本当にそれだけの価値があると思ってるから実際にお金を支払うのでしょうけど、もうそんな夢を追ってとかいう時代じゃないような気もするんですよね。というか、既に馬主の多くにそんな経済的体力もヤル気もないんじゃないかなと思います。なので、クラブ馬全盛の時代になるというのは実に理にかなっているんだけど、そこもダメになってくると、さすがの社台も屋台骨が揺らぐんじゃないかなぁ・・・。

個人馬主側は、かずら先生がパイオニアといいますか、なんかもう輩に騙されないように互いに情報交換しながらリスクの少ない競馬を楽しむというのが時代の趨勢といいますか、まぁくりげさんみたいな高級志向の馬主さんもサマーセールでイヤリングを購買するなどされてますし、実際のとこ何千万円も馬一頭に出して、それが走らなかったらダメージが大きすぎるという当たり前の事実にみんな既に気付いているということなのだと思いますね。

しかし、話を戻してブルーコンコルドが地方用の安価な種牡馬としてすら出発できないという現実を考えると、結局、高馬の生産はリスクが高すぎるし、安馬も採算ベースに乗りにくいということで、日本の競争馬生産ってのは既に構造的に破綻してるのかもしれないですね。

まー、他人の事を心配する前に、私が破綻しないようにしないといけないんですけど、本当に「景気の良い話がないね」という事だけは言えるんじゃないでしょうか。

投稿者 Jyoukan : 01:09 PM | コメント (0)

November 04, 2009

種付け料

メルボルンC.を Street Cry 産駒が奪取し、なんかもう Street Cry は何でもアリになってきましたね。大将格は、今週末のブリダーズカップシリーズにも出走してくるゼニヤッタなんでしょうけど、オールウェザートラックとの相性といい、その万能性といい、サンデーサイレンス並の種牡馬になりそうな気配すらあります。

昔に、「あんなのはアンブライドルズソングみたいなもんで、鈍重なダート馬しか出せませんよ」とモノシリ顔で言ってたプロがいて「そうかなぁ、抜けていい種牡馬だと思うんですけど」と答えてましたが、いやまぁ本当に他人の言う事なんて話半分に聞いて、自分がお金を出す事は自分でよくよく考えて決定しないと馬主なんてやってはいけないってことですね。

この種牡馬は当初$15,000で供用されてたのですけど、いまや$150,000ということで10倍の値上がりでございます。ま、思うにやはりドバイワールドC.勝ち馬は伊達ではないといいますか、欧州馬が勝てば重い芝と軽いダート、USA馬が勝てばオールウェザートラックと軽いダートということで、違う条件下でチャンピオンホースになるということは、それだけ突出した能力を持っているということになるのかもしれません。気候もドバイは欧州やUSAと全く違うわけですし。

もっとも、キャプテンスティーブとムーンバラッドなんて名前も歴代の優勝馬にあるわけですから、それでもみんながみんな種牡馬として成功するわけではないのですけど・・・。

さて、掲題の種付け料についてです。

丁度、JBBAが種付け申し込みの受付を始めています。で、まー、ざっと見ると、ストラビンスキーが120万円でして、無茶苦茶安いなといいますか、Kapheroの定価が約100万円なことを考えると、オーストラリアで生産なんてマジでするもんじゃないなと思うのですけど、今年からAコース、Bコース、Cコースと別れているようです。

そして、これ値段が違うということは、所謂「松コース、竹コース、梅コース」ということですから、やはり松だと茶碗蒸しとデザートにメロンがついてくるのだろうかと思って少し調べてみました。

Aコース:種付け日当日までに支払い。配合牝馬の死亡、不受胎、流産又は死産の場合でも、種付料は返還いたしません。

Bコース:種付け日当日までに支払い。フリーリターン特約。

Cコース:受胎確認後、9/15支払い。

・・・

いやさ、これってどれも辛くないですか?

Aは不受胎くらったら、それだけでも120万円がパーですよ。Bはまぁ分からないことはないけど、とりあえず160万円が最低でも3年間塩漬け状態ですよね。Cは流産や産駒にしなれると、200万円がパー。あ、値段はストラビンスキーの例です。

大体さ、たかだか馬の交配にこんな何百万円とかかかるのって、その産駒が同程度賞金を稼ぐか、売れば何百万円かで売れるってのが前提じゃないですか。その前提が崩れてるのに、JBBAみたいな組織でもライブフォールじゃないんですね。というかさ、これでどうして40万円もだんだんと高くしないといけないんでしょうね。種牡馬場がやることは一緒だろうと思うのですけど。獣医費は生産者もちですし。つーか、松なのに茶碗蒸しもメロンもついてませんよ?

さらに言うとですね、ライブフォールといわずに、つける側からすると、売却益の半分もっていってもいいから、種付け料は無料にしてくれってのが正直なとこなんじゃないかなぁ。というかそれでも繁殖牝馬の減価償却や維持費を考えると、生産者が黒字にもっていくのは至難の業なわけで、人件費も考えるとビジネスモデルとしては成り立たないと思うんですけどね。ということは、産業でもないってことですよ。

かずら先生のMixiに、あんこ詐欺の話が出てましたけど、「衣食足りて礼節を知る」の言葉どおり、ちゃんとした利益が計算できないから、うさんくさい輩が出てくるわけで、JBBAなんかは生産農家がちゃんと利益を出せるように正しい配慮と指導をしてあげないといけない立場だと思うんですけどね。

また、「利益の配当率を事前に相談してフォールシェアを行う」ってのは、ビジネスとしては極普通にアリだと思うんですけど、こんなドンブリ勘定で種牡馬事業が成り立つってのは、単にボッタクリすぎなだけといいますか、好景気を前提にしすぎだと誰も指摘しないんですかね・・・。

Darley のExceed and Excel なんかがそうなんですけど、欧州でのシャトル時と、オーストラリアでの供用時だと、種付け料が10倍近く違うなんて種牡馬もいまして、マーケティングとか言って種牡馬場の担当者はふんぞり返ってますけど、こんなもんもただのボッタクリですよねぇ。潰れてしまえばいいと思います。

ついでに Darley の悪口を続けますけど、ダーレージャパンがオータムセールで50万円均一にてイヤリング売ってたじゃないですか。驚いたことに、ファンタスティックライト産駒が1000万円を越えてトッププライスだったんですけど、私は思わず失笑しちゃいましたよ。ファンタスティックライトなんか、タダでもオーストラリアでつける人は10人もいないと思いますよ。

まー、しかし、現実的にJBBAみたいな、無茶苦茶安いなというような価格で種を供用している種牡馬場でも、あらゆるところでボッタクリ風味なんですから、競走馬の生産ってのはやっぱ種牡馬そのものを持ってないと立ち行かないのかなと思いますね。というか種牡馬株を買わないといけんって事ですな。

まーまー、競走馬の生産ってのは、色々と大変だってことは身にしみているんですけど、それでも自分で配合を決めて生産をするってのは、夢がありますからね・・・。最近は、オーストラリアの競馬に関してネガティブな事ばっかり書いてますけど、結局オーストラリアの競馬も金持ちが夢を追って過大な投資をしているから続いているというのが現実です。

そんな中で、自分の立ち位置を見誤る事なく、金銭的にも破綻せずってのは、やっぱ相当にキツイということですね。とりあえず、Kapheroはもっかい見直しですな・・・というか、もう God's Own でもいいかみたいな。ええ、結局、色々考えれば考えるほど、無理して破綻するというコースから抜けられないわけですね。

投稿者 Jyoukan : 06:33 PM | コメント (3)

November 03, 2009

Cup Day

今日はオセアニア最大のレース、メルボルンC.が開催される日です。当然、カーニバル期間中であり、全てのレースが準重賞と重賞となっています。

そして1レース AGL Renewable Energy Stakes(LISTED) に、Beauty Gene が出走。EM1(補欠1)で出走も微妙でしたが、2頭回避馬が出て無事に枠に入りました。まぁしかし、これが16頭立ての16枠でして、直線コースなので有利・不利は余りないとはいえ、はじっこに追いやられていました。

結果は、残念ながら15着という事で、下克上はならなかったのですけど、メルボルンC.のカーニバルといや、ホテルの予約をするのも大変な国をあげての盛大なお祭りであり、そんな日にフレミントンの馬主席に入れたのですから、まーまー経費の半分ぐらいは元を取ったとは言えると思います。(追記:今電話で聞いたところ、Sさんは行かなかったそうなw)

というか、まだ2歳と3ヶ月ですから、それで競馬が出来るというだけでも大変な事ですよね。

しかし、オーストラリアの競馬はやっぱり金銭的には相当にきついですね。このレースにしても、1着賞金はJRAの未勝利戦以下ですから。出走メンバーには、イースター出身馬で35万ドルのDavid Hayes 厩舎に所属するリダウツ産駒とかいますし、また、こんなのでも2着ですからね・・・。

勝った馬の血統はどこかで見た事あるなと思ったら、Mossman産駒を購買したセールにおけるTOP価格馬でした。 Invincible Spirit 産駒です。元々、このセールではこの種牡馬の産駒を狙ってはいたんですけど、$45,000でしたからねぇ・・・。良いとわかってはいたけど、これぐらいのお金も出せないところまで追い込まれているジリ貧状態なので、せっかくのチャンスも掴めないという現況を象徴する出来事ではありますな。

ちなみに、Mossman産駒ですが、

馬代金:$10,000+GST$1,000+喉検査など$200
維持費(4月〜9月):$11,760

まだ請求書は来ていませんが、10月のレントゲン費と放牧費で$2,000として、11月の2週間を$1,000とすると、ざっと$26,000はかかっている計算になります。ちなみに、11月1日に帰厩しています。

トレーニングセールってのは、調教供覧で良い走りをした馬が高値で売れるわけですから、走ることすらしてない Mossman 産駒が高く売れるなんてことは100%無いわけですけど、仮にうまくいってたにせよ、じゃあ$30,000で売れるか?っていうと、これも相当に疑問です。つまり、うまくいったと仮定しても$4,000の利益。日本円にして30万円程度です。

一方で、現実的には$5,000いくかも微妙でしょうから、実際は、180万円ぐらいの赤字でしょう。これはもう「やるだけ損」としか言いようがありません。ピンフックもきついということですね。馬のチョイス的には、そんな無茶苦茶酷かったというわけではないと思います。面倒なので、前からの写真は載せてませんが、見た目的には標準の出来ぐらいにはあると思いますし、血統的にも$10,000はやはり安かったと思います。それでも結果は大赤字であるということです。

生産も、当歳が1頭亡くなって大打撃ですし、ピンフックもダメ、競馬に使おうにも Choisir 産駒は脚部不安でむこう半年はレースにでてこないでしょうし、毎月50万円赤字を4年続けてて、まとまったお金は、Kanandah Queen の5勝目以降全く入ってきてないわけですから、十分に我慢はしたと思います。

さすがにクロージングに向けて、ちゃんと動かないとダメですね。なんだかんだ言って、今は一頭もまだ馬が減ってないですから。年内に整理できるものは整理していこうと思います。

投稿者 Jyoukan : 11:42 AM | コメント (0)

November 01, 2009

綱渡り

ええ、まぁとりあえず天皇賞(秋)でカンパニーと心中した甲斐あって74万円ほど抜けまして、今月の維持費はどうにかなるなという感じでございます。

まー、「こりゃひでーな」といいますか、自分でも「狂ってる」と思う次第であります。外してたら心中という言葉が慣用句で済まないぐらいの額をいってたので・・・。2着馬を抑えてなかったらと思うとゾッとします。

しかし、儲かったと言っても、これぐらいのお金は一ヶ月の維持費だけで消えていくんですが、それでも Southern Image 産駒を売るのはやめようとかなり考え込んでいます。そんなもん、今更5万ドルなんて貰ったところで、砂漠のど真ん中でのコップ一杯の水ぐらいの潤いにしかならず、その時は干されきった体中に染み渡るとはいえ、2杯目が来ないとどのみち終わりなんですわ。

問題は、やはり Dash for Cash 産駒との兼ね合いなんですね。こっちが売れ残ったら2頭競馬に使うことになるわけで、これはもうとても耐え切れません。まー、本当にどうしたらいいんでしょうね。

青写真としては、やっぱシンガポール行きが前提です。シンガポールにはポリトラックのコースもあるので、本馬が父同様にダート馬であった場合、芝しかないオーストラリアよりはつぶしが効くはずです。それにレース毎に輸送費がかからず出走手当もあるので、AUよりは元を取りやすい。腱の3箇所を断裂した馬が$2,500で売れるわけですし、投げる時の買取価格もシンガポールのが上でしょう。

問題はシンガポールへの輸送費と、2歳時の維持費ですな・・・。競馬するのは実質的に3歳になってからでしょうから。競馬を使うまでに必要な予算は、ざっと400万円ぐらいですかねぇ・・・。

とりあえず色々考えないといけないのですけど、当面は両馬ともにセールに出して、サザンイメージ産駒の御代だけちょっと高めにするという感じになると思います。そして、先に Dash for Cash が売れたら、サザンイメージの方は売らないと。

いやもう本当に色々と大変すぎますわ。というか、マジで身を滅ぼしそうです。

投稿者 Jyoukan : 05:34 PM | コメント (0)