June 23, 2009
くりげ日記・完
Mixi版くりげ日記が終了しました。
改めて全編を読んで思ったのは、くりげさんと私は同類だなという事です。「一緒にするな」と言われそうですが、それは確かにそうです。まず経済力が違いますし、向こうは家庭もお持ちです。余生も無理なく過ごせるでしょうし、仲間も多いのでしょう。私は、間違いなく孤独死ですから、そもそものグレードが違います。まぁでも、レベルUpする前は、同じたまねぎ剣士だよねという事です。それに、向こうの方が年くってますからレベルが高いのは当たり前とも言えます。まぁ死ぬのは私の方が先ですが。
文中にこんな内容がありました。
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不条理は社会の必然です。
不条理とは力を持ったものが自分達の利益を守ろうとして作るシステムそのもかもしれません。
ですので、世の不条理と戦ってきた者の歴史は、そのほとんどが敗北の歴史しかありません。
(中略)
『不条理と戦う』の反対語は、『長いものには巻かれろ』です。
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話が変わりますが、先日ロイヤルアスコット開催において、YeatsがゴールドC.を4連覇しました。調教担当者は、A.オブライエン厩舎のGOS氏で、そのBlogにて顛末の報告もありました。勿論、一般的には賞賛されて然るべきです。馬も人も。
しかし、穿った見方をすれば「長いものに巻かれた結果」と言えなくもありません。Coolmore という強大なバックボーンがあり、A.オブライエン厩舎には素質馬しか入厩してきませんから、そこで乗り役をしていれば、物凄い馬の担当者にはなるのはある意味必然です。個人の努力で掴んだ結果ではないとも一方では言えます。それに何かリスクを負っているわけでもない。
しかし、「これは不条理か?」というと、それはそうではないでしょう。
別に、好んでリスクを負う必要性なんてどこにもないですし、誰でもなれるってわけでもない仕事なのでしょうから、非難されるような所以があるわけありません。ただ、競馬関係者のBlogには特に多いのですが、仕事なのですから、努力をするのは当たり前だと思います。「馬の勉強は果てしない(キリッ」とかよくやっていますが、私がやっているシステム構築の仕事だって、努力を欠いては何も作れないエンジニアにしかなれません。
思うのは、こういった事は「好戦的か?」「平和主義か?」という話であって、わざわざ反乱を起こしたり、戦いを挑むという必要性など実は無いのだという事です。
ただ、「これは戦いか?」というと、それもそうではないでしょう。勝っている人は、戦ってはいないのです。
まぁ、私も医療分野においてさえ短期的な利益が優先されてしまうシステム構築の世界に嫌気がさし、昨年の8月に40歳前なのに、誰もがうらやむような会社を辞めましたが、これも戦いと呼べるような代物ではありません。それはただの「意地」です。
長いものに巻かれず、不条理とは無縁で、自らの意地を通す。
果たして、そんな生き方が出来る人なんて何人いるのでしょう。それこそ、ウルトラマンレオのようなヒーローだけではないでしょうか。
競馬とは、「自らが正しい」という事を、未来において証明するゲームです。
少なくとも、馬券師と馬主にとっては。そして、自分が買った馬券の馬や、自ら所有する馬が勝利したとき、まさにスペシウム光線を食らった怪獣が爆発するのでしょう。
そして、好戦的なウルトラマンは、次回また新たな怪獣と対峙せねばいけないわけです。自らが正義だと証明するために・・・。
まぁ、とりあえず、くりげさんには、「ポッと出の馬主の馬が、荻原調教師と横山典というコンビでダービーぶっこ抜いてムカつくのは分かるから、セレクトセールで2億ぐらいの馬買っちまえ!」と言っておきたいですね。獅子の瞳は輝いてるよな?と。
最後に、「デイトレのニート同士、三次の美味しい珈琲店で一緒にアイスコーヒー飲みましょうよ」と誘っておきたいと思います。お疲れ様でした。
June 22, 2009
何かが終わりを告げる時
とーつぜん嵐が巻き起こりー♪
とーつぜん炎が吹き上がりー♪
何かの予言が当たる時
何かが終わりを告げる時
だーれもが勇気を忘れちゃいけないー♪
やーさしい心を忘れちゃいけないー♪
獅子の瞳が輝いてー♪
うるとらまーん レーオー♪
レオ レオ レオ レオ レオ
もーえーろ レオ もえろよー♪
くりげ日記Mixi版が、終盤に差し掛かりました。正義の味方は常に悪と対峙しているものです。そこでせこせことジャブを繰り出しているようではヒーローではありません。それに正義の味方は損得で戦っているわけではないですから。
地球の平和を守るのが無理でも、家族の平和を守れるのならば、それもまたヒーローではないでしょうか。
とか言ってセレクトセールで、また高馬買ってそうですけど(笑)。
まぁしかし、馬主なんて本当にやるもんじゃありません。
美味しい珈琲一杯でも私は幸せになれますので、少ない経費で楽しめる競馬がオーストラリアで出来ない以上は、来年のセールと1歳馬2頭の結果次第で、私も規模を縮小せざるを得ないでしょうね。意地になって続けても、お金が続きそうにないですわ。
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アグネスタキオンが亡くなったという噂が出てますね。
牧場系のBlogがソースのようです。
June 17, 2009
Scenic Blast
最も華やかで伝統と格式に満ちた Royal Ascot 開催が始まっています。
そして、掲題の Scenic Blast がキングススタンドS.で優勝。今年のライトニングS.勝ち馬ですから、オーストラリアを代表するスプリンターと言っても良い Scenic Blast ですが、いやさすがに強い。欧州馬ってのは、大概強敵揃いといいますか、最強馬クラスになるとモノが違いすぎるという印象さえ受ける事があるのですけど、スプリント戦だと豪州馬の方が上みたいですね。
勝ち馬の父、Scenic は、目下オーストラリアのリーディングサイヤー2位という種牡馬で、「どうして?」って感じなんですけど、Perugino とかでも、Testa Rossa を通じて、メジャーなサイヤーラインとなっている国ですから、スピード+タフささえあれば突然変異で強い馬が出てくる生産環境下にあるという事なのかもしれませんね。日本では、馴染みのない種牡馬ですが、くりげさんの所有馬カカロットのBMSでして、日本に全く存在しない血統というわけではないようです。
日本馬は、2000mを超えるようなレースだと良い線行きそうですが、レースを見ていると、英国のレースはやはり厳しいなという印象を受けます。とりあえず通用する日本人騎手がいないという事もあるんですけど、駆け引きもそうだけど、馬そのものも無茶苦茶に強いがなと思い知らされますね。アグネスワールドがジュライC.に勝ったってのは、凄い事だったんだなと改めて思います。
Royal Ascot 開催ではないですが、Prix de Diane(仏オークス)の今年度のポスターは、こんな感じで、このレースの勝ち馬スタセリタにブエナビスタが勝てるのかというと、それはちょっと無理じゃないかという気がしてきてきますね。例えていうと、エルメスvs.ユニクロみたいなもんなのかもしれません。凄く努力はしてるんだけど、「歴史が全然違う」みたいな。
初日は、クィーンアンS.も行われたのですが、Gladiatorus は6着敗退。ダービーでのジョーカプチーノと同じで、レースの重みが分かってない若手騎手の暴走といった風情で、馬の名誉の事を考えると、もう少し頭の良い騎手を乗せないと馬が可哀想です。
さて、太郎さんは喜色満面にてエンコスタデラゴのフォールシェアを受けるそうで、これまで酷い目にばっかりあわされてますから、少しは挽回しないといけないですし、良い話になって良かったと思います。
初年度 Fusaichi Pegasus $88,000 不受胎(ミスプロの2×3なんですが・・・)
2年目 Fusaichi Pegasus $66,000 不受胎
3年目 Bernardini $55,000 受胎
ここで繁実師に管理が変わって
4年目 Encosta de Lago 無料のフォールシェア予定
こうなるわけですけど、まぁ管理者だけの責任でもないのでしょうけど、本当に全てが悲惨といいますか、管理者として毎月お金を取っていたわけですから、せめて種付け料の減額交渉ぐらいは粘り強くしないと嘘だと思うんですけどね。しかも、選んでるのは種付け料が年々激減の種牡馬ばっかりで、チョイスも失敗してるでしょう。こんな結果でいいなら、誰でも競走馬エージェントになれますよ。これも「これ以上ないというぐらい最低最悪の結果」なんですから、何度も言うように程度ってものがあると思います。
繁実師は管理費も無料なのに、22万ドルの種付け料が無料になる話を世話してくれるんですから、差は余りにも歴然としていますね。
これは良かったとして、昨日にも書きましたが、問題は Ocean of Tears です。初仔の出来は素晴らしいので、思い切って Resetという手もあるんですけど、$27,500のうち4割は、私負担なんで、また百万円単位の出費ってのが嫌すぎるんですよ。なんせ、3年前から1円の収入もないというのが嘘偽りのない馬決算の状況ですから、そこまでようせんわって感じです。
とは言っても、アウトクロスで行くなら Strategicと Reset ぐらいしか本当にいないんですよねぇ・・・。まぁ、種付けシーズンまで放置するしかないですな。
Scenic Blast も玉が抜かれてないので種牡馬になるのは間違いないですし、今頃 Darley と Coolmore が水面下で取り合いをしているかもしれません。まぁ、これだけ実績を積んでしまうと、種付け料も相当でしょうからちょっと実際に種付けするのはきつそうですけど。
もうディンヒル系はお腹一杯ですし、社台が無理ならJBBA辺りが、Bago とかシャトルしてくれないかなと。良い種牡馬を安くつけるってのも、やっぱ難しいもんですね。
June 16, 2009
ブブー キキー(AA略
本日、川崎1Rに出走したマックスドーズが見事に優勝。どんぐりさん所有の4歳セン馬です。スタートした時から、ぎこちない走りで「うわー、たどたどしいなー」と思って見ていたら、ゲートを出てハナきって、そのまま逃げ切りました。どう見ても調子は良くないのに、それで南関東のレースを勝てるのですから、先々楽しみです。先週は、かずら先生も2勝ということで、周りの馬主さんは楽しい事がいっぱいのようです。
太郎さんも、所有繁殖牝馬の Aria Pura に、Encosta de Lago のフォールシェアという羨ましいオファーが来ていまして、やっぱこれぐらいの良血になると、美味しいもんなんですね。不思議なのは、繁実師が私に「こういう話があるのですが、どうしましょう?」と聞いてこられた事で、私としては「知らんがな」としか答えようがないんですけど、とりあえず太郎さんには話を振っておきました。太郎さんは、全然ヤル気がないといいますか、今は競馬に情熱を燃やしていないみたいなんで、多分OKでしょう。
というか、私に知らせると、こうしてバラされるだけなんですけど(笑)。
Encosta de Lago と言えば、Redoute's Choice を抜いて、今オーストラリアで一番種付け料が高額な種牡馬です。なんと、そのお値段 $220,000 也。日本円にして約1,700万円です。それがタダで種付けできるんですから、これは美味しいんじゃないですかねぇ・・・。30万ドルぐらいで売れれば、半分の15万ドルが入ってくるんで、Coolmore はともかく、太郎さんはハズレ無しのクジを引いてるような気がします。
というわけで、放置してた甲斐があったといいますか、良い方向に話が進んでいきそうで良かったです。しかし、なーんもしてない太郎さんに美味しい話が2つきて、一生懸命に種牡馬の調査をして繁実師とも連絡をあれこれ取って、「電話代も馬鹿にならねーよ」という私が、特に美味しい思いはしてないわけですから、世の中は金持ちが得するように出来てるんだなとつくづく思います。全くもって、貧乏人の私は蚊帳の外ですわ(笑)。
しかし、森師グループって、さすがに半端ない影響力を持ってるんですね。世界のCoolmore 相手に、こんな話をもっていって、承諾なんて普通はなかなかされないですよ。私も社台の悪口は控えて、ちょっと美味しい思いが出来るように自重しようと思います(笑)。
Aria Pura - Encosta de Lago(フォールシェアで無料)
La Samba - God's Own(株主割引)
Kanandah Queen - Kaphero (早期予約割引)
Ocean of Tears - Strategic (割引無し:Bookingはしてない)
ですから、Ocean of Tears をなんとかしないといけません。Darley も気持ちよく、さっくりまけてくれたら良いのになぁ。
つーか、社台が何かシャトルしないかなと待ってるんですけど、今年はしないんですかね。するならボチボチ発表しないと、Bookingもかなり進んでるでしょうから、手遅れになるんですけどね。ハットトリックは今年はアルゼンチンに行くみたいで、シャトルされないし・・・。ったく、勝巳もつかえねーな(いかんいかん
まぁ、アレですな。やはりほんまもんの馬主とネタ馬主とでは、こうも差があるという事なのかもしれませんな。気楽でいいといや、良いんですけどね(笑)。
June 14, 2009
騎手選び
「お知らせいたします。美浦競馬第13Rは、第一コーナーで三浦皇成騎手がおっぱいにつまづいた事について審議をいたします。お持ちの投票券は、勝ち馬が確定するまで、お捨てにならない様お願い致します。」
といった風情の昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか、浄閑です。
つーか、河野調教師が怒ってるがな、これ。
まーしかし、師匠が美浦の問題でポジショントークをせずに吼えているのに、弟子はグラビアアイドルと遊んでるわけですから、現場は「今が楽しければ良し」なんでしょうなぁ。「美浦を良くするために頑張っています!」というのは、それはそれで事実なのでしょうけど、あくまでも利己的な話で、この国の競馬が良くなるわけではないような印象を受けます。
19歳は一応まだ子供という扱いをされる事の方が多いので、河野調教師もスクープされた事に対して怒りをぶちまける前に、まず自らの管理不行き届きを詫びないといけないような気もするんですけど、どうなんでしょうね。
三浦騎手は、もう今の時点で十分にスーパースターでしょうし、浮いた話もまた華のうちなのでしょうけど、色々とリスクを背負いながら馬主をやっているという側の人間からすれば、「なんとも羨ましいお話で」といった感じで、俺様がJRAの馬主ならもう乗せないね(笑)。どうせなら小牧とか赤木の方が、親近感あるし(笑)。
なんというか、苦労人の方が信頼できるといいますか、一緒に頑張りましょうよといいますか、正しく共にリスクを分け合いながら進んでいかないと、良いゴールにはたどり着けないような気がするんですよね。こちとら、所有馬をレースに出すまでの段階で、どんなけ苦しんでんだって感じですし。
Oceanもデビュー戦で骨折しちゃったけど、あれも騎手がせめて普通クラスの騎手なら、そんな怪我もせずに済んだのは間違いないですし、こういうところで妥協して被害を受けるのは馬主だけですから。
ところで、ぼちぼち1歳セールが本格化してくる時期ですが、私はどれも不参加の予定です。勉強がてら行っても良いんですけど、太郎さんも今年は買わないという事ですし、どんぐりさんも仕事が忙しくてスケジュールが立たないみたいなんで。
本当は、園田で柏原師というパターンで一頭持ちたいなと考えていて、前も実際に買えてたら馬主申請をしてたと思うんですけど、どうもねぇ・・・。日本では、JRAの馬主資格が取れてはじめて他の馬主さんと条件が対等になるんで、やっぱアホらしいなと。
オーストラリアも賞金が安いので、黒字になんかなりようが無い感じなんですけど、それは他の馬主さんも同じ条件なので、まぁもうちょっと頑張ってみるかとは思えます。Choisir産駒とMossman産駒が、どっちもメトロで通用しないようなら、もう撤退濃厚ですけどね。
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三沢のベストファイトを見つけた。今日は仕事できそうにないっす。
June 13, 2009
こすっからい男道
三浦皇成騎手がほしのあきと熱愛発覚という事で、ちょっとそのBlogを見てみました。
んー、これって本人が更新してるんですかねぇ・・・。
いやさ、このアメブロの有名人エリアって毎日更新してて、かつアクセス数を稼ぐと一ヶ月に15万円ぐらいのお金が貰えるんですよね。でさ、そのアクセス数ってのはペーパービューでカウントされていて、携帯とかのページ繰りもカウントされるんですよ。
この三浦騎手の記事もそうだけど、変に改行間のスペースが多いでしょう?
これって、こういう表示にすると携帯から見た時に、ページ繰りの回数が増えてアクセスカウントが増えるから、それ目的で敢えてこんな書き方をしてるんですよね。
高給取りの騎手が、そんなせこい事のために、わざわざこんな書き方にしますかね?矢作調教師のBlogは、普通の改行なんですけどね。
で、藤田騎手のBlogはというと、これも皇成パターンでして、しかもタイトルが男道ですわ。小銭道の間違いじゃないのかと。なんか、下手糞と罵られて、「気分悪いので、そんなこと言うやつはBlogに来るな」と返信して、モメたそうですが、小銭稼ぎに必死のような書き方をしておいて、コメント拒否はないだろうと(笑)。
つーかさ、なんか岡部騎手が、「裁定委員会の外部委員に岡部幸雄氏 」とかの既報通りに、採決に関する仕事に就いたみたいなニュースが流れてたけど、これもプロレスなんだってね。
この不服申し立てって、レース後二日間の期限付きなので、レースがあった翌週の火曜日までが期限なんだけど、月曜と火曜はJRAがお休みなので、何がどうあっても不服申し立てってのは受理されないようになってるそうな(笑)。
マスコミによる浄化作用の働かない日本の競馬って、本当にあらゆるところが恥ずかしいですね。
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調査したところ、期限日が休日の場合は、翌日に受付しないといけないと法律で定められているようです。こういう記事があったのですが、水曜に公正室にいって、追い返されたのなら、JRAは違法行為を行ったという事になりますな。いかにも、役人の仕事です。
オーストラリアの種牡馬・雑感
Emirate Park が、一度発表した2009年度の種付け料を見直して再度発表したようです。
Al Maher - was $38,500 down to $24,200 down by 37%
Mutawaajid - was $16,500 down to $8,800 down by 46%
Eavesdropper (USA) - was $7,700 down to $5,500 down by 28%
ほぼ半額へ。Al Maher は決して悪い種牡馬ではないのですけど、NSW州で供用されている$20,000程度の種牡馬グループには、Starcraftや Snitzel 、Excellent Art、Henny Hughes がいますから、さすがにこれらの種牡馬から1.5倍も高いと繁殖が集まらなかったのでしょうね。
大体種牡馬ってのは、2極化するもんでして、既に実績十分なのでアホみたいに高額な種牡馬と、これからの種牡馬に別れて当たり前なんですな。成功するというのが前提で、凄い競走実績を残した新種牡馬が高額種付け料になることもありますが、オーストラリアでは結構この手の種牡馬は冷めた目で見られているような印象があります。
とりあえず、今年調査した結果からすると、私的評価は
(実績十分組)
Redoute's Choice
Red Ransom
Encosta de Lago
Exceed and Excel
Flying Spur
Hussonet
More than Ready
Street Cry
Zabeel
(売り出し中もしくは根強い人気)
Charge Forward
Choisir
Command
Danehil Dancer
God's Own
Fastnet Lock
Stravinsky
Show a Heart
Testa Rossa
(安かったが評価はそこそこ)
Invincible Spirit
Statue of Liberty
Dash for Cash
Falvelon
(安定株もしくは様子見)
Starcraft
Snitzel
Mossman
Danzero
Strategic
(ダメポ組)
Any Given Saturday
Dehere
Gonski
Nielo
Elvstroem
Untouchable
Lonhro
(俺様の注目株)
Ad Valorem
All Bar One
Henrythenavigator
Haradasan
Kaphero
こんな感じでございます。
June 12, 2009
食文化
私がよく読むBlogに、「競馬サロン ◇ ケイバ茶論」があるのですが、今回の記事で、ちょっと言いたい事があるので書いてみます。
まず、この「寿し長」という御寿司屋さんには私も行った事があるのですけど、これどう書いたらいいんでしょうね。イマイチとか書くと営業妨害になりますしね。
関西と嗜好性が違うとでも書けばいいんでしょうか。
まずさ、ネタは全て天然モノと書かれてますが、この時点でもうおかしいんですよね。時代錯誤もはなはだしいといいますか、もう既に養殖技術ってのは、天然モノを超えるところまで来てるんですわ。代表的なのは鮎で、天然仕立てと呼ばれてる養殖モノは、よほどの大鮎でもない限りは天然モノより味は上だと思います。
なんせ私は学生時代は凄い貧乏で夏は川で釣ってきた鮎をおかずにもしーの、晩飯を共にした彼女から飯代を100円もらいーのみたいな悲惨な生活をしてまして、鮎に関しては「もうイラン」というぐらい天然物を食いましたが、20cm以下の小さな鮎だと養殖物の方が美味しいという事は間違いなく言えると思います。もっとも築地では、天然物の方が当然高値で取引されていますが。
まぁあとは貝類などもそうでしょうね。シジミなんかは天然物に勝てないのですけど(産地で味が異なってくるため)。
また、文中に「車海老もある」とありますが、日本で流通している車海老のほぼ100%が養殖物です。天然と全く味が変わらず、安定供給されていて安くて美味しい海老の代名詞みたいな海老ですから、実は1尾70円程度で築地にて年間を通じて販売されています。なので、これだけでも「天然物しか使っていない」というのは、まず間違いでしょう。もしかすると、養殖物の10倍以上の値段がつく天然物を瀬戸内など極一部の漁港から直接仕入れているのかもしれませんが、それはただの自己満足でしょう。なんせ味は一緒ですから。
とりあえず、天然物しか使わないのは暖簾の重さなんて言ってるのは、モノを知らないにも程度ってもんがあるんじゃないかと。大体、松阪牛とかもそうですけど、美味しくするための正しい手間をかけると、大抵は天然物の味を超えるんですよね。ハマチとかの回遊魚で粗悪な品質でしかない養殖魚が昔は出回っていましたから未だにそのときの感覚を持っている人が多いのでしょうけど。
私は魚釣りが趣味で、未だに釣ってきた魚を日常的に食ってるんですけど、漁師さんが獲った魚と、釣り上げた魚とでは味が全然違うという事を考えても、例えば、天然のチヌなんかは犬でも臭くて食わないと思いますよ(笑)。一度でも、大物馬主のK氏に連れていってもらったあのグジの店で魚を食べると、新鮮な魚料理という分野では大阪はあなどれないと分かるとは思うんですけどね。個人的には、大阪と富山が魚料理文化では日本で一・二を争うのではないかと思います。3番目は多分京都です。
ちなみに京料理は一般に薄味だとされてますが、それは間違いで、大阪料理や神戸料理に慣れている人間からすると、京都は味付けが濃いと感じると思います。京都は、海から離れたところにありますから、ほとんどの魚は塩付けにされて運ばれていたわけで、そのせいで保存食の食文化が進んだという歴史があるからです。
これからの京料理というと、「ハモの落とし」ですが、これも生命力が強くて樽詰めにして山を越えて運んでもまだ生きているこの魚をどう美味しく料理するかという課題があって、骨斬りなどの料理方法があみだされてきたわけです。
そもそも関西だと、美味しい寿司を3000円で食わせてくれる店が名店で、関東だと高い店でも味が良ければよしとされてますから、この辺りの感覚というものも随分違います。ちなみに、関西の名店といいますか、大阪の名店というのは味付け込みで客に寿司を出しますから、大抵は醤油というものがありません。醤油を置いてあるような店は、そもそも名店でもなんでもないというのが私の感覚です。あんなもんを付けて、寿司が美味いわけがないとも思います。ただし、ズケは別です。
というかですね、神戸には中央市場の近くに「まるも寿司」というお店がありまして、そこの寿司を食べていると、「東京の寿司屋なんて高いだけやな」という感覚になるんですよね。まぁ、ここはお任せだと8,000円ぐらいするんで、安くはないんですけど。
私も大概全国で寿司を食べてますし、知り合いの全日空の神戸支店長さんも同じ見解だったのですけど、真の名店ってのはそんなにあるもんじゃありません。
とりあえず、「セレブリティーでにぎわう店(笑)」という感じではあります。
June 11, 2009
今なら無料でもう一頭種付けできます
MMナショナルセールも終わり、もう競走馬を生産してもろくな値段では売れない時代に突入している事を証明した訳ですが、これを受けてというわけでもないのでしょうけど、先を見越して店仕舞という牧場も少なくないようです。
USAではストームキャットを供用していた名門牧場が閉鎖するようですし、AUでも Tyreel のような大牧場までもが繁殖牝馬を投げ売るようです。種牡馬場も、掲題の通り Emirate Park が Al Maher を種付けしてくれたら、他のをタダでつけていいよとか色々やり始めていますが、まぁ先を読める人は、そんなコマーシャルには釣られないでしょうね。
ビクトリアでいうと、Al Samer 、Denon、Gonski、Nielo、Rakti 辺りまでは大量生産されたブロイラー馬みたいな扱いで、市場評価は一部の出来が良いのを除けばほとんどされないでしょうし、並の出来で儲かるなんて事はありえないという状況です。というか、上記の種牡馬の仔だと、1万ドルの値段がつく仔馬すら少ないのではないでしょうか。
ギリギリ利益を確保できるラインは、10万ドル程度の値がつく良血の繁殖に、3万ドル以上の種牡馬をつけて産まれてくる仔で、しかもプレミアかイースターに上場できるレベルという恐ろしく高いハードルをクリアした仔馬達だけでしょう。
もう一般的には、生産をすればするほど赤字額が積み上がると言っても過言ではないと思います。
今年から来年にかけて、更に牧場の淘汰が進むはずで、そうなると不公平感も深刻度を増してくるでしょうから、種付け料も一段と下がってくるはずです。
まー私らとしては、普通に金を出す方の客なわけで、本来は「うちの種牡馬を宜しくお願いします」と頭を下げてもらって然るべきと考えていますので、とりあえず今年はそうなるまで倹約する事になります。
Aria Pura - 未定
Ocean of Tears - Strategic
のまま、種付けシーズンまで放置が確定といったところですね。
まぁしかし、ビクトリアでも最も高額な種牡馬という事は、人気が一般的に高いとされている Al Maher でキャンペーンをはるぐらいですから、よっぽどBookingが少ないのか、セット販売をしないといけないほど他の種牡馬が空気という事なのでしょう。
やはり、今は「お金を使うと負け」ですね。
ところで、生産時の配合に関するデータ解析をしていて新しい理論が出てきまして。
解析結果いわく、「インブリードは母が活躍馬でないと意味が無い」
ええ、なんといいますか統計データにて、そうはっきり出ているので、理論というより事実なんですが。
まぁ、しかし、これって遺伝学の見地から言ってもある意味当たり前なんですよね。
大体さ、いや例えばなんですけど、牡牝を決める染色体って、XXとXYでしょう。ちなみに、慶応のトイレは、男・女なんて書いてなくて、XXとXYと書かれていたりします。
それはともかく、牡が持つXYと、牝が持つXXで、XとXが組み合わされるとXXで牝が生まれ、YとXが組み合わさるとXYで牡が生まれるわけです。で、優性遺伝子と劣勢遺伝子があって・・・みたいな話になるんですけど、配合ってのはあくまで個対個の問題なんで、近親交配でホモ化するなら、母なり父なりが近親交配される種牡馬の特性を継いだ遺伝子が優先されて顕在化されてないと意味がないわけですな。
つまり、能力の有無という形で表面に出てきていないという事は、そのクロスされる種牡馬は、個の問題でいうと劣勢遺伝子になっているというのが現実なわけですから、それをクロスしても表には出てこないという事です。逆に言うと、母が全然活躍してない牝馬なら、他の血に競走馬としてプラスになる遺伝子が優性になって表にでてくる可能性が高いからアウトクロスの方がまだしもマシだと。
まぁ種牡馬ごとに傾向が違ってくる可能性もあるので、一概には断定できないとは思うんですけど、結局、父の遺伝子と母の遺伝子が組み合わさって子が形成されるってのは当たり前の話なんで、やっぱ Best to Best ってのが一番無難なのかもしれませんね。
面白いのは、この配合で、これは良く考えられてるだろうと。量子的遺伝学からいうと、このクロスの仕方は正解のはず。というわけで、売るの止めようかなと思うのですが、今年もっかい Dash for Cash でもいいなと。
ええ、まぁこうして仕事もせずに初夏の夜がふけていくわけですな(笑)。
June 09, 2009
当歳2頭
繁実師がYallambeeまで当歳を見に行ってくれたらしく、写真が送られてきました。ありがたい事です。
Southern Image × Kanandah Queen 当歳牡 鹿毛
大型馬っぽく、おそらく500kg近くの競走馬になると予想しています。前に見た時にも、後肢がガッチリしているなという印象だったのですが、とりあえず丈夫そうといいますか、脚の狂いもないですし、普通に競走馬としてやっていけそうです。
まだ当歳ということもあり、亀甲が全く発達してませんが、これで背が伸びてくると見栄えもしてくると思います。多分、それなりの値段では売れるはずですが、Southern Image 産駒は、USAだとかなりの値段がつく馬もいて、しかも初年度産駒がいきなりトラックレコードを叩き出してますから、価値を正確に見極めないといけません。安くでしか売れないようなら自己所有するつもりです。
Dash for Cash × Ocean of Tears 当歳牝 鹿毛
問題はこっちですな・・・。この馬の母は、姉にも妹にも70万ドルオーバーで取引された牝馬がいて血筋の良さってのは折り紙付きでして、しかもデビュー戦で既走馬に混じって一番人気でしたし、実際能力は間違いなくある馬でした。市場評価的にも、かなりのものがあるはずで、それゆえに高値で売りやすいと考えていたのですが、この馬体です。
これは良すぎるでしょう。こんな素晴らしい馬は売りたくないですよ。牝馬なので、また仔馬がとれますし。それにUSAにいる姉には種付け料1500万円の種牡馬(アンブライドルズソング)がついてますし、先日77万ドルで売られたHips Don't Lieも、種付け料1,000万円の種牡馬(モアザンレディ)がつくみたいですから、近親の活躍馬が増える可能性も高いのです。
母の懸念材料だった繋ぎや脚には狂いがないですし、この母系に加え父も実績のある種牡馬ですし、血統的な裏づけは十分ですから、普通に走ってきそうです。
んー、もういい加減に金銭的にしんどいので、一度それなりの収入を得ておきたいのですけど、また2頭とも所有となると外した時のダメージがでかすぎるので、どっちか1頭は売っておきたいというのが本心なんですよ・・・。でも、これが難しい選択になりましたね。Oceanの仔は、10万ドルはまず下らないと思うのですが、その値段で売って正解なのかは微妙な感じです。
私だけの馬でもないので、共有者と相談しないといけないのですけど、これはちょっと悩むことになりそうですね。
June 08, 2009
九州1歳市場2009
さぁ2009年度のイヤリングサーキットが幕を明けました!(合田さん風に
まぁしかし、これがいきなりクラッシュといいますか、ゴーカートかよといいますか、結果を見ると思わず笑ってしまいますね。売却頭数で9頭、個別Buyerの数でいうと4人です。別名としては、柏木務セールが適当でしょうか。4人の客のためにわざわざ馬のセールを開催するというのも凄い話です。農協主催のようですけど、うちの近所にある生協でも一日500人ぐらいの客はいます(笑)。
八戸市場はどうなんだろうと思って見てみたところ、2008年度のセールだと7人。そして、こっちは森中蕃セールになっていました。シゲルヒトリジメというのが競走馬名になるんでしょうか。
うーん・・・これはなかなかに凄まじいですね。JRAの宮崎育成場を視察した際に、八戸市場に出てくる馬もあなどれないという印象を受けたのですけど、客が10人もいないのなら、そら安く買えるわなぁと。
まぁこないだも少し書きましたけど、日本で馬主をやるならJRAの資格が取れないと余りに不利なんで、なかなか地方でって人も少ないでしょうし、かといって、JRAにも一定のパイしかないんで、なんでもかんでもJRAへってわけには行かないでしょうからねぇ・・・。
私にとっては他人事なんですけど、生産者はしんどそうですな。
ところで、昨日のウォッカは惨かったですね。ジュベルハッタの悪夢再びといいますか、これは無理というレースだったのに、あそこから差すんですから、恐れ入りました。
実は、パドックを見てディープスカイの単複5000円という馬券に変わってレースを見てたので、同じ外すにしても精神的ダメージが大きかったです(笑)。
June 06, 2009
第59回安田記念
明日は安田記念です。その前に今日の競馬から。
馬券を買ったのは、中京10R飛騨ステークスのみ。豪州馬のセトノアンテウスと、かずら先生の出世馬ターニングポイントも出走していました。で、まぁ先行馬ばっかりでして、ハマれば届くかもと思ってメジロシリングから流したら、これが本当にハマって1着。しかし、馬連で5万馬券という大穴だったのですが、紐抜けという結果に(笑)。3着馬との馬連は持ってたんだがなぁ(遠い目
しかし、ターニングポイントは200万円もしてない安馬なのに、これかなり強いっすね。同じように先行して沈んだ1番人気馬セトノアンテウスとほぼ同等の能力って事ですから、降級してもまたすぐ戻ってきそうです。というか、騎手が押しすぎ。中京の大外であそこまでおっつけたら失速して当たり前です。
ちなみに、こういうページもありまして。これによると、ターニングポイントはマイネルラブ産駒で、8番目の傑作という事になります。
しかし、アレですな。岡田総帥はやっぱ偉いですよ。こういうレーシングポストみたいな主要メディアにちゃんと登録してますもんね。日本で登録してるのは、ビッグレッドファームだけです。社台もよく分からないのに一部の種牡馬を登録してはいるのですが、マンハッタンカフェとネオユニヴァースは可哀想にそれからも外されてまして、昨日書いたように貴重な種牡馬だろうに、どうも社台的には一段落ちる種牡馬と判断されているフシがあります。
話を戻して、レースが終わった後に早速かずら先生のMixiを見に行ったら、珍しく、くりげさんがコメントを寄せていたのですが、曰く「しかし、18頭立てで9頭負かしても賞金がもらえないのは辛いですよね」とありました。7Rの事なんですが、まぁなんといいますか、くりげさんみたいな人でも、JRAに飼いならされてしまった犬みたいな事を言うんだなと少し驚きました。
つーかさ、日本の競馬って援助金の仕組みがおかしいんですよ。
例えばですけど、JRAの馬主は馬の登録を抹消するだけで150万円の援助金が貰えるけど、地方競馬の馬主は何も貰えないでしょう?でさ、実際のところどっちが金持ちかというと、そら大抵の場合は、JRA馬主の方ですよね。こっちは少なくとも年収2,000万円で、資産が1億円ないと免許がおりないわけですし。
さて、これでどっちが援助金を必要とするか?って話なんですよ。
そら勿論、年収500万円をちょろっと超えたので馬主になってしまったなんていう馬好きの地方馬主ですよね。これ一つ取ってみても、金持ちを援助して、貧乏人には援助しないって、どんな援助金のシステムなんだって話なんですよ。
つまりさ、この国の競馬は根元の部分からして、囲い込みの馴れ合い競馬なんですね。そもそも仕組み的に公平性が確保されていないのだから、海外のようなスポーツ性なんてあちこちの部分で欠落していて当たり前なわけです。また、こんなシステムなのに、不利を承知で地方競馬の馬主になろうなんて一般人が増えるわけないですし、JRAとしてもそんなのが増えなくても、「貧乏人は一口馬主でもやってろや」って事で何も困らないんですよね。
地方競馬も同様で、本当に強い一流馬がなかなか出てこないようなレースばっかり開催させられているんだから、そら儲かりにくいですよ。ピムリコ競馬場なども、プリークネスS.による利益だけで他の開催で発生する赤字を埋めているぐらいですし、本来は競馬サークル全体で上手に利益配分が可能な仕組みを考えないといけないはずなんですね。
それを、この歪んだシステムの恩恵を受けていて金持ちばっかりしか存在しないはずのJRA馬主で、かつ正義心も良識も持ち合わせたくりげさんみたいな人が、9着で賞金が貰えないことに不服があるってのは、誰から誰まで近視眼的だってことですよ。
安田記念でした。
とりあえず消してしまいたい記憶の一つである Eternity Spread の父 Faltaatの産駒となるサイトウィナーとアルマダとかいますし、こんなもん分からないですね。ただ、ウォッカの単勝が1倍台みたいですから、人気しすぎだろうってことで、ローレルゲレイロでいいんじゃないの?って気はします。
軸が決まれば相手は限られますから、こいつから5点ぐらいの流しかなと。
というかさ、今日スポーツ新聞を読んでいたら「香港馬の2頭はマイナー種牡馬の産駒だから要らない」とか書いてた血統コーナーがあったんだけど、世界的にはタニノギムレットの方が余程マイナーだと思いますよ。FaltaatはNZでリーディングサイヤーになった年もありますので。
まぁこういうのを一つ取ってみても、日本の競馬ってちゃっちいなと思いますな。馬の資質や、厩舎人とかの技量や考え、調教施設などは世界でも有数なのに、どうしてこうマスコミや主催者がカス以下なんでしょうね。
June 05, 2009
貴重な種牡馬
2日間行われたMMナショナル繁殖セールのセレクトセッションが終了しました。
今日はフリオーソの妹にあたるグリーンデザート肌の繁殖や、エルコンドルパサーが近親という事はThongの牝系となるインディアンリッジ肌などが出ていまして、まぁ安いのか高いのかよく分からないという状況でした。フリオーソの妹は昨年同様に妹となる馬をセレクトセールでノーザンファームが高値で買ってましたから、$55,000ってのは多分安かったのだろうとは思いますけど、受胎しているのがホーリーローマンエンペラーでして、産まれてくる仔馬はまずDanzigが3×3でかかるわ、ノーザンダンサーは何本あるんだって血統構成になるんで、こんなのよく買うなぁという気がしないでもありません。
まぁしかし、こういった繁殖セールを見ていると、受胎していて評価が上がる種牡馬と、受胎してても空気でしかない種牡馬の分かれ目がある程度分かってくるので、遊びながらでもセールに参加するってのは重要ですね。
感覚的には、種付け料が5万ドルを超えてるような種牡馬じゃないと、余り評価されてない感じで、2万ドル未満の種牡馬ってのは少し微妙になってきます。1万ドル以下だと、もう空気になってますね。つまり、余りヒネリもなくイースターセールでの平均売却価格を元にしているといわれている種付け料の多寡がそのまま種牡馬のランクに直結している印象です。
問題は、お金がないので余り高い種付け料にいけなかったという繁殖達で、これはもう悲惨な事になっていますね。維持費などを考えると、原価が1万ドルを切っているような馬はほぼいないはずなのですが、売るとなると何かついてようがバッサリ$2,000みたいな感覚です。
ただ、やはり考えることは皆同じようで、繁殖の世界ではディンヒル離れが既に始まっているかもしれません。Flying Spur みたいなディンヒルとミスプロの両方の血を持っているような種牡馬を交配可能な異系血脈の繁殖は地味に支持されはじめている印象があります。まぁ、私も Magnus が無料で種付けさせてもらえるみたいなんで、それようの繁殖という基準でリストアップしてたのですけど、実際生産するとなるとアホみたいに溢れているディンヒル系の種牡馬を種付けできるほうが色々と楽なんですよ。他の選択肢がいっぱいあるという事は、見積もりの比較をして一番まけてくれたところにいくなんて事も可能なわけですから。Ocean of Tears なんて、Strategicに行かないとなると、Red Ransom か、Mossmanかみたいな選択肢になってしまいます。
これね、そうなると種牡馬もそうなんですよね。ディンヒルの血が入った繁殖が多いから、Danzigのラインでなく交配しやすいというだけで、一定の交配数を確保しやすい。そうなると、今は人気種牡馬だと150頭程度平気で種付けしますから活躍馬も当然でやすいとこういうわけです。
グラスワンダーが惜しかったのは、まさにこういうところなんじゃないですかね。あれも母系にDanzigが入ってなければ、もう少し地元のスピード血脈を味方につけれたかもしれません。逆に、ジェニュインやタヤスツヨシが強い馬を出せたのは、大抵の繁殖につけれたからと言えるかもしれませんね。
シャトルもなぁ・・ヒットアンドアウェイというか、一度シャトルしたら2年ぐらい寝かせておくといいかもです。それで初年度が走れば、種付け料をあげて再度シャトルすればいいんですよ。そうじゃないと、経費倒れになりそうですし。
実は、今日デルタブルース引退のニュースがあったのですけど、この馬なんかもノーザンダンサーの血が2本も無ければ・・・という気がしないでもありません。全くのノーザンダンサーフリーなら、どこかの国からオファーがきたかもと。ハットトリックが海外で人気ってのも、こういうところが多分あるんだと思いますよ。何百頭もの繁殖の血統を見ていると、クロスがきつすぎて仔が走らないんじゃないかって印象を受けるのもいますし、ノーザンダンサーが入ってない繁殖なんてほとんどいなくなってますから。
ええ、というわけで時代は「サンデーサイレンスの直系で、ノーザンダンサーの血を含まないという種牡馬」です。こういった種牡馬は今後世界のどこに行っても重宝されるんじゃないでしょうか。
話を飛躍させると、来月行われるセレクトセールでの狙い目も、母系にもノーザンダンサーの血が入ってないマンハッタンカフェかネオユニヴァースの牡ですな。タキオンはタフさがないので、海外はちょっとしんどいかもしれないので。
こういうので当たると、夢は世界に広がるのではと、そう思います。
June 04, 2009
Online Bidding
本日は、ゴールドコーストでMMナショナル繁殖セールが開催されていました。
先日開催されていた当歳セールはバーゲン価格でしたが、もっともお金になるまでの期間が長いのは繁殖牝馬を購買して生産する事ですから、こっちはもっと安くなるんじゃないかと思って私も参加してみました。
そこで利用したのが、この Online Bidding システム。
Inglisにもあるのですが、こっちは以前に登録しようとしたところ、「通帳の残高を見せろ!」とか言われまして、面倒だったのでキャンセルしたのですが、MMは特にそんな事をしなくても登録できるようです。
ただ、このシステムがかなりショボくて、IE8すらサポートしてなく、そのせいで午前中は参加できませんでした。しかし、午後からわざわざブラウザのバージョンをIE7に落として参加してみたところ、結構、お買い得っぽいのもいることが分かりまして、この2頭なんて$6,000と$2,500ですから、かなり美味しいんじゃないでしょうか。
英オークスと愛ダービーに勝った名牝の仔で、受胎している種牡馬の種付け料の半額ぽっきり。もう一頭は、受胎している種牡馬の種付け料の1/10です。
不思議なものだといいますか、競走馬成績のない良血の繁殖は多少良い種を受胎してても余り値段が上がらないのに、重賞に勝ってるような牝馬は何も受胎してないのに、ガンガンと値段が上がっていきます。Ocean of Tears の妹である Hips Don't Lie も$770,000まで競りあがっていました。
とりああえず私も昼から良さそうなのにBidして遊んでたのですが、これ意外と結構楽しいですね。ポチッとBidボタンを押すと瞬時に掛け声がちゃんと上がります。
大体、こんな感じでしょうか。
___ < てぇんさうざんどぉー かもーん
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|..||__|| ( ) ポチッ
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
| | ( / /
___ < おんらぁいん びっでぃんぐ ひやああああ ひゃっほぉぉぉぉ
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|..||__|| ( ) ウフフ ウフフ
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
| | ( / /
___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|..||__|| ( ^ω^ ) なんちゃって競りオモシロス
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
| | ( / /
あんまり面白いので、ポチポチと何度も押して遊んでたら3頭もアンダービッダーになってしまって少し焦りましたが(笑)。なんちゃって競りも現地にいないと空気が読めませんから、難易度がかなり上がってしまいます。
結局、20頭ぐらいに参加して全部競り負けたというか、買わずに済んだのですけど、$8,000程度の売り上げ向上には貢献したはずです。
まぁ、しかし、アレだね。海外の市場はこんな感じで、株と同じように馬の売買が自由に出来るのに、ITの中継すら無くすHBAって何なんでしょうね。こんな仕事しない人達にボーナスがちゃんと出るってのは、いかにも公務員ということですから、日本の競争馬売買の未来は暗いですな。
June 02, 2009
平均価格19万円
MMの当歳セッションが終了しました。
本日は、116頭の当歳馬が上場され、79頭の売却。そして、平均価格は$2,419でした。
(゚Д゚)ハァ?
ちょっと、奥様、聞きました? 馬1頭の平均価格が20万円弱のセールって恐ろしいですね。最高価格馬でも、$17,000ですよ。$2,419なんて、牧場に種付けしてもらってる月の繁殖の維持費が丁度それぐらいですから、17か月分の維持費+種付け料+繁殖の減価償却分がまるまる赤字という事になります。というか、最高価格馬ですら赤字決算です。
まぁ一つは、もう牧場が今秋の種付け料支払いができないというところまで追い込まれているんでしょうね。なので、当歳で投売りするしかない。あとは、ここを我慢して1歳馬セールまで持っていっても、それまでの維持費分が赤字に上乗せされるだけだという計算もあるのでしょう。
買う方は買う方で、オーナーがつかないから調教師の財布を使って買える頭数も制限されているのでしょうし、当歳で買うとレースに出てくるまでの維持費が追加されますから、1歳になって買ってもどうせ安いのだし、ここで買うのは美味くないという考えがあるのでしょうね。
しかし、これは壮絶です。
MMナショナルセールのイヤリングセッションには、私も当初参加予定だったものの、新型インフルエンザを向こうで発症すると最悪なんで、今回はパスすることにしたのですが、これ強引にでも行った方がいいのかもしれませんね。
一つは、シンガポールと香港からのBuyerが凄く減ってるんですよ。シンガポールの預託料が月$3,000まであげても良くなって、馬主が引いたという事もあるのでしょうけど、アジア勢の購買意欲がダダ下がりですからね。こうなってしまうと、そりゃ値段は上がらないはずです。
というかさ、これ種牡馬場もカルテルとまでは言いませんけど、ここまで市況が惨いのに、どこも種付け料の値段をろくに下げないってのは、もっと問題視されるべきじゃないのかなぁ。生産過剰という面もあるのでしょうけど・・・。
というわけで、馬1頭が20万円ポッキリの当歳セール。買う方からすると、何でも買えるので楽しいでしょうけど、売る方である生産者は「もう二度と生産なんかしない」と思っても不思議ではありません。ピンハネ産業も打撃をうけるでしょうけど、こういったダメージは尾を引くのではないかと思います。
ちなみに、日本でも、この時期になると、「20万円でお願いできませんか?」という2歳馬の話が山のようにあるそうです。JRAは一度競走馬登録して抹消すると、見舞金が150万円出ますから、JRAの馬主資格を持っているだけで、無茶苦茶有利なんですね。
んー、まぁAUもきっついなぁとは思う事が多いんですけど、日本の競馬は小銭稼ぎの競馬で、セコくセコくいかないと成功しにくいみたいな印象もあって、そんなところで競争したくもないなぁと。
JRAの馬主資格取得を目指しはしますが、こういった格差があるから地方馬主が減るという事もあるのですから、こんな馬鹿げた援助金は無くすべきだと思うんですけどね。一口馬主もそうですけど、既に囲われた競馬ですから、どうなのかなぁとは思いますね。